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2007.04.21
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カテゴリ:摂食障害
春になると、馨しい花々が

咲き誇る。

花屋では美しい藤の花が

咲いていて、

枝垂れてしなやかなその様は

見惚れてしまうほどである。

その淡い色も綺麗で、

飽きずに見ていられる。

そしてその香りに癒される。







反面、私のこころは荒みつつある。

『認知の歪み』と言えば

それだけなのであろうが、

鏡に映る自分が太く見えて仕方が無い。

切実に悩んでいるので

母にそう言ってみると、

「充分痩せてる。痩せすぎ。」

と軽くいなされてしまうが、

私には受け容れられない。

また、『自分は何処まで痩せれば気が済むのだろう』

訳が分からなくなる。

今はきっと、何処まで痩せても

自分は太っていると想い続けるのであろう。







他人の体型には余り興味は無い。

ただ、痩せている人を見ると

羨ましくなる。

もっと痩せなければと焦る。

なのに、スーパーで買い物をする際

買い物カゴを見ると、

半額惣菜ばかりが詰まっている。

しかも最近は、レジの人に顔を覚えられて

いるので、挨拶されて

勿論挨拶を返すのであるが、

かなり恥ずかしくなる。

予算をオーバーしないように

携帯の電卓機能で計算しながらの

買い物なので、周りの人々にも

私は奇異なものに映っているかも知れない。

被害妄想だとも感じるが、

最近はそれすら構っていられない。

でも、精神的に参っているので

スーパーへ行くと必ず

呼吸が苦しくなるし、

貧血を起こして倒れそうになる。

きっと自律神経が狂うのであろう。

過食食材を買うのも、最近では大きなストレスである。







家に帰り着いて、

母と会話をしている内に、

弱音を吐いていた。

「私さえ存在しなかったら、皆幸せに過ごせるんじゃないかな。」

「私は何処まで痩せたら気が済むんだろう。」

「もう疲れたよ。一番楽しいであろう20代を

 病気の苦しみだけで潰れていくなんて

 もう未来なんてないよ。」


等、鬱々とした言葉しか出てこない。

けれども母は、

「○○ちゃんがいなかったら私1人になるから寂しいよ。」

「痩せたいと想うのは病気何だから仕方ないんだって。」

「“60の手習い”って言葉もあるんだから、

 今は病気で苦しくても、年取ったって楽しみはあるよ。」


と一つ一つに温かいフォローを添えてくれた。

それがとても嬉しかった。







こんなに酷い摂食障害でさえなければ、

お仕事をしたり、お酒好きの友達と飲みに行ったりと

楽しい時間が過ごせたかも知れない。

私は、摂食障害のプロセスとして

『うつ病』をも患った。

その奥にはPTSDや強迫性障害等

ある。

どうしたものかと頭を悩ませる。







昨日、たっぷりと眠りすぎた所為か、

今日は余り眠れなかった。

3時間ほどで眠りから覚めて

それからずっと起きている。

唯一、「沢山食べたい!」と言う気持ちに

ならなかったのが救いである。

何だか暑かったので、

Tシャツ一枚でお蒲団に横たわり、

バラエティ番組の再放送を

ぼんやりと眺めていた。

次第に空腹感を覚えたが、

何も食べる気になれなかった。

そうすると、低血糖の症状が出てくる。

でも食べたくない。

そしてそのまま支度をして

スーパーへ向かった。







やはり脳に糖が回っていないと、

判断力も鈍る。

先にリカーショップで

発泡酒を購入していたら、

不意に眩暈が襲った。

「これは何か甘いものを飲まなければ」

と感じて、一緒にコーヒーやミルクティ、

ココア等清涼飲料水も売っているので

微糖の缶コーヒーを一緒に購入して

店を出た後飲み干した。

すると、大分楽になった。

しかし、スーパーへ入ったら

休憩所みたいな所に

もっと安値で紙コップの温かく甘い飲み物が

購入できたのである。

勿体無い事をしてしまった。







最近、無性に寂しくなる。

哀しくなる。

つくづく私は1人だと思い知らされる。

母も、主治医達も、此処の優しい皆様も

私を応援してくれていると言うのに、

広い荒野の中、たった1人で立ち竦んでいる

気持ちになる。

自分から殻に閉じ篭っているのであろうか。

ただ、以前はこんなに寂しさを感じる事は無かった。

と言うよりも、感じないように

していたのかも知れない。

沢山沢山食べて、吐き出すと言う行為を繰り返す事で。

でも、それは一時的なもので

まやかしに過ぎない。

その行為が終わればまた、寂しさや哀しみは

溢れてくるので、同じ事を繰り返した。

その頃は時間を置かず、繰り返していたが

今は、1日1回~2回となり、

少し落ち着いている。

これは大きな変化であり、

例え一寸前までは1回で済んでいた事が

2回になって苦しくなっても、

『寂しさ』『哀しみ』をそれとして認知し、

ちゃんと感じられるようになった事は

進歩に繋がっていると感じる。


次は、『楽しみ』『喜び』をどんなに小さなものでも

見つけて、幸せを噛み締められるように

なりたい。そうすればまた1歩進める事になる。

このように考えれば、病気がチャンスになった

と言う事になり、病はマイナスの面だけでないと

感じられる。


一朝一夕では治らないこの病気であるが、

いつかきっと治ると希望を持っていたい。

その希望だけは捨てないでいたい。







生きているだけで、幸せなのかも知れない。

どんなに辛くても、苦しくても、

生きていれば、どんな道でも作り出せるし

優しい木陰は存在して、そこで心身を休ませる事も

出来る。精神的に自分を追い詰める癖は抜けないが、

いつかこの考え方も、経験してきた事も

糧となり、次への一歩を手繰り寄せられるのでは

ないであろうか。

飽く迄も焦らず、ゆっくりとゆっくりと

前を見るだけで良い。偶に空を仰げば良い。

病のプロセスを辿る内に、

考え方も変化して強く『治そう』と言う

力も湧いてくるかも知れない。

そんな未知の世界を信じてみたい。





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Last updated  2007.04.21 21:45:40
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