190374 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

凍えたココロ

凍えたココロ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

wwナノww

wwナノww

Calendar

Favorite Blog

9/28(土)メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

血痕と脳内嘔吐。 -秋羅-さん
べーぐるまにあ。 158号さん
ラクに生きよう♪ キラキラminamiさん
とりあえず日記 kaxukoさん

Freepage List

Headline News

2007.04.25
XML
カテゴリ:摂食障害
小雨のぱらつく、ひんやりとした

水曜日の朝4時半過ぎ、

私はコンビニへ向かっていた。







こころの中では、

そうまでして食べ物を購入して

沢山食べて吐きたいのかと

もやもやした気分であったが、

朝の空気を吸うと幾分落ち着いて

仕方が無い事だと諦めて

深呼吸した後

てくてくと歩いていた。

やはり病院の前を通ると

朝食の香りが漂っていた。

肉じゃがのような、そんな

懐かしいにおいがした。







コンビニへ入ると、まず

雑誌を立ち読みして、

それからゆっくりと

いつも購入している食べ物を

カゴへ入れていった。

出来合いのものを買うよりも、

インスタントものを買う方が

安いと悟ったので、

焼きそば等はお湯を入れて作る手間は

あれども、そうしている。

久し振りに甘いものを食したくなり、

チョコレートを買ってみた。

これは飽く迄過食用ではなく、

脳を働かせる為のものなので

小さい、1口サイズのものにした。

チョコを食べると、高校生の頃を

想い出す。







高校に入学する前から

私は既に摂食障害を患っていたので

授業中など、低血糖を起こす事が

多かった。

朝食は、6枚切りサイズの

食パン1枚を半分にしたものと、

母が作ってくれる少し甘いミルクティだけ

であった。

何故かご飯を食べる事は出来なかった。

そしてお弁当のサイズも

片手にすっぽり治まってしまう

おもちゃの様なプラスチック容器だったので

いつも友達には

「そんな小さくて、足りるの?」

と驚かれた。私はその少ない量でも

残していた。







問題は、朝から昼まで

お腹が空かない訳が無いと言う事である。

高校生って、絶対友達の誰かが

お菓子を持ってきているものである。

私も例に漏れず、必ずお徳用の1口チョコを

鞄に忍ばせていた。

理性の働く時は、必要な量だけ持っていっていたが、

いつの間にか1袋持ち歩くようになった。

そして友達がくれたお菓子のお返しに、

気前よく一掴み「どうぞ」と

渡していた。







しかし、授業中お腹が鳴るので

それが恥ずかしくて

制服のポケットにチョコを何粒か

入れておいて、

教師の目を盗み、パクッと口に運んでいた。

口の中でゆっくり溶かしていくと

その甘味がとても美味しくて

優しくて、ホッとしたものであった。

その頃から、チョコレート中毒っぽくなり、

毎日チョコレートなしではいられなくなった。

酷い時は、お弁当を抜いてまで

チョコレートを口に含んでいた。

それでも太らなかったのは、

通学や体育の授業などで身体を沢山

動かしていたからだと感じる。

また、授業中も集中していた為、

想ったより力を消耗していた。

その頃は、抗不安剤を処方されていたものの、

眠剤は無かったので、毎日寝不足であった。

それでも休み時間になると

仲の良い友達と大笑いしながら

下らない事でも笑い話にしていたので

楽しい記憶が残っている。







私は、高校でも模範的な生徒であった。

日焼けしない為に薄化粧はしていたし、

パーマをかけていた為

耳の上で2つに分けて結んだ髪も

三つ編みにしていたけれど

どれも咎められる事はなかった。

成績さえ良かったら、良いみたいな感じが

その学校には漂っていたのである。

一番強迫観念が強い頃でもあり、

テストでは90点以下を取ってはならないと

自分に言い聞かせ、テスト前になると

必死で勉強をしていた。

テストは勿論大嫌いだったけれど、

点数で自分の価値を見出していたので、

病気で苦しくても、楽しい日々を送っていた。

そして優しく甘いチョコレート。

友達がくれた新製品のお菓子。

それらが印象的で、だからなのか

とても甘い記憶として刻まれている。







今では、殆ど甘いものを受け付けなくなった。

あんなに好きだった菓子パンも

偶に購入する程度になった。

お菓子は大体スナック菓子などの

しょっぱいものを買う事が多い。

多分、お酒を飲むようになったからであろう。







唯一、私が作るカクテルは甘い。

バナナリキュールに、少しチェリーブランデーを

入れて、ウォッカでアルコール度数を高める。

それをパイナップルジュースで割り、

最後に少しだけ豆乳を入れる。

この豆乳が、マイルドな泡立ちを演出して

柔らかさを与えてくれるのである。

ぼんやりと、流れるニュースを観ながら

ちびりちびりと飲むのが美味しい。

これが今の唯一の楽しみであろうか。







火曜日から水曜日の朝にかけて

あんなに沢山眠ったのにも関わらず、

今日も気付けば12時間ほど眠っていた。

14時に眠り、起床したのは2時頃だった。

何故こんなにも心身が疲れているのであろうと

考えた。

やはり、過食と嘔吐の回数が増えつつある

と言う事に起因しているのであろう。

水曜日は3回だった。

苦しい事は分かっているのに、

食べたくて仕方がなくなるのである。

そして一旦「食べたい!」

想ったら、止める事が出来ない。

とても悔しい気持ちになる。

もっと身を律したいと想った。







また、今日も夜中のコンビニへ向かう。

もう、夜道に慣れてしまったが、

やはり危ないので気を付けたいものである。

しかし、誰もが寝静まっている中、

歩く道々を自分だけのものと感じられるのが心地良い。

さすがに今朝は時間が遅かった為、

ウォーキングをしている人や

自転車で会社へと向かうであろう人々を

見かけた。

最近やっと、沢山睡眠をとることに

罪悪感を覚える事は少なくなった。

心身をゆっくりと休ませて、

もう少し力を取り戻したいものである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.04.26 02:53:28
[摂食障害] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X