凍えたココロ

今、緊張している。

明日はカウンセリングの日

だからである。

およそ２ヶ月振り位になる。







ずっと夜型の生活を続けていたので

どうしても朝、シャワーを浴びて

メイクして洋服を選び

外出する事が凄く負担であった。

それらの事を考えると、

忽ち身体が動かなくなった。

だからいつもキャンセルしていた。

でも、最近は夜眠り、朝起きるという

習慣が身についてきた。

だから今日も０時前には

服薬して寝床に就けば

朝７時過ぎには目覚められるであろう。

今日もそうしてぐっすり眠れたので

身体が楽であった。







緊張しているのは、

果たしてそれが上手く行くかという

心配や不安が膨張しているのである。

長い時間外出するのは

凄く体力を消耗するし

精神的にも辛いものである。

生活習慣の変化があり、

折角朝起きられるようになったのだから

カウンセリングに行ける筈である。

唯、それがプレッシャーになっている事も

否めない。

プレッシャーが緊張に繋がっているのである。







カウンセリングは、

カウンセラーの都合があって

火曜日の午前中にしか

予約が取れない。

だから今まで苦しかった。

夜中に過食と嘔吐をして

その後はずっと朝まで起きていた。

時間がきたら支度を始めて

ぼんやりとした頭のまま

カウンセリングを受けていた。

そんな状態だったから

伝えたい事や話し合いたい事も

上手く言葉に出来ずもどかしかった。

明日はきっと睡眠もたっぷり摂った

後であるし、大丈夫かも知れない。

何れにせよ緊張感は取れないのであるが。







いつもと違う行動をとると考えると

やはり不安になる。

それが胸の辺りのもやもやに

繋がり、何故か過食を始めてしまう。

この不安やもやもや、緊張を

誰にも打ち明ける事が出来ず、

１人で抱えるのは、私にはまだ無理なのであろう。

何か別の行動を以って誤魔化してしまう。

それが『過食と嘔吐』なのである。

とても虚しい。

けれども食べている時は何も考えなくて済む。

安易で容易な方法に依存してしまうのは

自分にとって悔しいものであるが、

それが私の病なのである。

開き直っている訳ではなくて、

どうにかしたいといつも想っている。

でもそれが出来なくて苦しむ。







朝型の生活を送るようになってから、

良い事と困った事が発生した。

まず、肌の調子が良くなった。

そして熟睡出来るようになった。

身体も楽になった。

これ位であろうか。

逆に困った事とは

過食と嘔吐の回数が増えた為に

苦しみが増幅した。

そして寂寥感や不安感を強く覚えるようになった。

生きている意味について等考える時間が増えて

己を責めてしまうようになっている。

困っている事の方が多いかも知れない。







閑話休題。

夕方シャワーを浴びて

スーパーへ行く為に支度をした。

外に出ると、昨日より涼しい風が吹き

心地良かった。

最近、スーパーへ行く前に

日中薬を服用するようにしているので

若干買い物が楽になった。

そして精算を終え、商品を

袋に詰めていると、弟がやってきた。

いつも突然訪れるので驚く。

どうやら新しい仕事が決まったらしい。

いつから開始するのかは聞いていないが、

取り敢えず安心した。

私は弟が羨ましいと感じている。

健康であり、行動的である。

働きたいと想えばいつでも働ける。

また、末っ子だからか甘え上手である。

根も明るく優しいので友達が多い。

私にない要素ばかりである。

私が弟の事を羨ましく想っていると

主治医に告げると、

「人を羨ましいと想う事はそんなに悪いものではないよ。

　その想いがあるからこそ

　向上心が生まれたり、頑張ろうと想えたり

　するんじゃないかな。」

と仰った。

良く、『人を羨むな』といった

言葉を聞く。羨んでいてばかりでは

キリが無いからであろう。

『羨む』という言葉には２つの意味がある。

人が自分より優れていてそうありたいと想う意味と、

人が自分より恵まれた状態を不満に想うという意味である。

私は勿論、前者の想いを弟に対して抱いている。

学歴なんて関係ない。

弟の天真爛漫さを感じると、

私もそうありたいと想うのである。

その為には、自分を雁字搦めに束縛する事を止め、

解放するのが必要なのであろう。

またこれも新しい課題である。







朝の陽射しは心地良く、

半袖のＴシャツでは寒いくらいであった。

昼間も、昨日の茹だる様な暑さはなく、

窓から吹き込む風が涼しく、ゆったりした気持ちになった。

しかし、日中どうしてもチョコレートアイスが

食べたくなり、そこから過食へと移行してしまった。

終わった事を今更悔やんでも仕方ないが

苦しいのにどうしてやってしまうのだろうと

哀しくなる。

でも、その後ゆっくり優しい味と色をした

ミルクティを飲んで一服していると

段々こころが落ち着いてきた。

そして２時間ほどお昼寝をしていたようである。

いつもいつもカウンセリングの前日は

外出する事を考えて憂鬱になるが

今回こそ、きちんとカウンセラーと話し合う為にも

頑張ろうと想う。明日こそ頑張る日であろう。

雨の日は憂鬱になるから

晴れる事を願って。