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カテゴリ:摂食障害
朝を迎える。
眠っている間にも 時間は1秒も違わず進み 夜が明け朝になる。 それが最近 何だかとても苦しい。 変哲のない毎日を 送っている私は 起床したら為すべき事が 決まっていて それをしないと落ち着かない。 でも今日は、少し変化を もたせてみた。 普段は、起床したらまず スープを飲む。 そしてカクテルを作り PCを起動させる。 けれども今日は、 コーヒーを淹れて TVでニュースを観ながら ゆったり過ごした。 6時頃目覚めたのであるが 7時半位までお蒲団の上に 寝転がったまま ぼんやりTVの画面が 次々と移り変わるのを観ていた。 一応世間の事を知っていたいので 新聞を取っていないから ニュース番組は貴重である。 ニュースを粗方観終わった後、 カクテルを作った。 いつもバナナ系のカクテルを 作っていたが、 これまた変化をもたせようと チェリー系のカクテルを作った。 パインジュースと豆乳で割るといった 所は変わらないが、 満足できるカクテルが出来上がった。 そして氷を食べながら PCで色々なサイトを巡回していた。 私は、7月26日に舞台を観るため 大阪へ行く。 チケットはもう入手したが、 飛行機、宿泊の予約はまだしていなかった。 どうしても明日できる事は 明日に延ばしてしまう癖がある。 その割には懸念事項があると こころが不安定になるという 自分で自分の首を絞めている状態に 陥っていた。 だから思い立って まずは航空チケットを入手する為 某航空会社に電話した。 すると、オペレーションの人が 割引制度がある事と ネットから注文すると2%割引になると 教えてくれたので 電話で説明してもらいながら ネットでの予約を済ませた。 そして次に、舞台の公演が行なわれる 場所に付属している 宿泊施設に電話した。 女性専用の部屋が少し安いので そこのツインで予約した。 やらねばならない事を 1日で済ませられたのが嬉しい。 また、私は今まで旅行する際の 様々な手続きは親任せだったので 全て自分で出来た事に吃驚した。 空港から宿泊先までは 公共交通機関を使うので ある程度の場所と、どの線の電車に 乗るか分かっていれば 後は駅員さんなどに尋ねたら良い。 これは母と一緒なので心強い。 まだまだ1人旅は精神的に難しい。 閑話休題。 この頃強く感じるのは、 “独りでいる時の寂しさと恐さ” である。 そしてそこには“不安”も 入り混じっている。 特に抑うつ状態にあると、 何もする気になれない筈なのに 「何か食べたい。食べなければ・・・。」 と言った感情に支配される。 まるで独りでいる寂しさ・恐怖・不安を 誤魔化そうとするように。 こころの奥底では、 「食べたくない!食べたら太ってしまうではないか!」 と叫んでいる。 幾ら嘔吐していると言っても 全て排出できる訳ではないし、 その後に浮腫みが待っている。 日中、ずっと起きていなければならない 苦痛が、これ程酷いものだとは想わなかった。 特に強い感情は、“恐怖”である。 それは、“寂しさ”や“不安”から 生まれ出るものなのであろう。 訳の分からない、漠然とした恐怖。 私はこれに振り回されている。 人間、産まれる時も死ぬ時も 結局独りである事には違いない。 何かの本で読んだ文章で 自分の言葉ではないが だからこそ、生きている間は 人と関わりあってその中で 温かさや繋がりを得ようと想うのであろう。 その文章を読んで納得した。 しかし、今の私は孤独を強く感じる。 『他人との繋がり』 これが病によって失ったものの1つだからである。 人付き合いには、必ずと言っていい程 “食事”が付き纏う。 でも私は、人前で食事をするのが苦痛である。 未だに固形物は受け容れられない。 食べた瞬間から病の症状が出てくるのである。 偶には私も美味しいものが食べたいと想う。 勿論、消化する事を前提で。 でも、出来ない。恐いと想う。 太るという事は私にとって赦せない事である。 TVのグルメ番組などで 美味しそうな郷土料理を 味わって食べている芸能人を観ると 本当に羨ましく想う。 私も普通に食事がしたいと強く想う。 だが、そう想った瞬間から その映像に刺激されて 過食と嘔吐という行動に 走ってしまうのである。 時折、本当にどうして生きているのであろうと 答えのない問いを自分に投げかける。 『病を癒したいと言う気持ち』 これが一番大切なのであろう。 そしてそこまでのプロセスが これから生きていく上で 人間性を豊かにさせる栄養に なるのだと感じる。 それには先ず、 “独りでいる時に襲来する寂しさ・恐怖・不安”を 熟考したり素直に感じたりして 受け容れる事が必要なのであろう。 意図的にいつもと違う行動に及んだ日は 何だか気分も違ってくる。 特に今日は、様々な手続きを 1人で出来たのが嬉しかった。 想い起こせば、大学の入学手続きも その頃懇意にしていた若い女性教師と 一緒に行なった。先生がその大学出身だったから 色々と分からない事も教えて頂けたのである。 私は旅行なんて殆どしないし、 飛行機に乗るのだって高校生の修学旅行 以来である。 これからも色々と『自分で出来ること』を 増やしていきたいと想った。 私が以上に述べた事は、大人であれば 当たり前に出来る事である。 けれども、私にとっては大きな事であった。 少し嬉しい1日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.02 21:39:48
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