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凍えたココロ

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2007.06.19
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カテゴリ:摂食障害
コロコロと変わりゆく

空模様と

蒸し暑さで

参ってしまった。







何も用事が無い日は、

朝5時過ぎに

目覚めてしまうのであるが、

今日のように病院へ行く等

外出予定があると

起き上がる事が出来ない。

しかし、胃痛は続いているし

いつ大量吐血するか

恐かったので

必死になって起き上がり

支度をして母と共に

初めて内視鏡検査をした

病院へと向かった。







其処は、精神科も

併設されているので

胃腸科の先生は

私が摂食障害を患っている

と言っても、然して驚かなかった。

しかし、罹患して12年になる事と

1日何度過食と嘔吐

繰り返しているかを告げたら

微かに驚いていた。

診察室で今までの経過と

どれ位出血があるか等

話した後、

「内視鏡検査する事をお勧めしますが、

 明日辺り、如何ですか?」


と聞かれたので、私は

「今日お願いできますか?」

と答えたので先生は暫し考えた後

今日は何も食べていないかと尋ねられ

食べていない事を告げると

準備に取り掛かった。







胃の内視鏡検査は2度目である。

なので余り緊張はしなかった。

初めての時はドキドキして

何をされるんだろうと

不安で一杯だったけれど、

今回、検査の流れは

分かっていたので

余裕はあった。

前回と違っていたのは、

胃の動きを鈍くさせる薬を

筋肉注射する事、

緊張を解す為に

サイレースを希釈した薬を

静脈注射した事、

口に含む麻酔薬だけでなく、

仕上げに喉の奥へ同じ麻酔薬を

スプレーした事であった。

後、10年前より

ファイバースコープが

若干細くなっていて

喉を通り易かった。







左を下に横たわり、

先生はゆっくりと胃カメラを

口の中から喉へ通していった。

その間、看護師さんが

背中を優しく擦って

「力、抜いてね。」

と優しく声をかけてくれたのが

嬉しかった。

途中で突っかかる事も

えずく事も無く、

スルスルと食道から胃へと

カメラは通っていった。

異物が身体の中に

入っている事だから

少々気持ち悪く

違和感はあった。

最初の内はその違和感に耐える為

目蓋を閉じたままで

側にあるモニターを見られなかったが、

先生が傷を見つけた所で、

「あ、私も見たい。」と想い

漸くモニターに視線を移した。

何枚も写真を撮ったようである。

説明を受ける時、

人生2度目の自分の胃や食道を見て

「人体って不思議だな」

と感じた。







一番辛かったのは、麻酔である。

透明の液体であるそれを

5分間口の中に含んでおかねば

ならないのであるが、

3分を過ぎる頃から

口の中と舌全体が麻痺してきて

口腔内に留めておくのが

困難になるのである。

母も一緒の部屋にいたので

タイマーを見て

「あと2分。頑張れ。」

と励ましてくれたのが嬉しく想えた。

初めて内視鏡検査をした時は

確か1人で、不安だった。

今回は母も一緒にいてくれたから

リラックスして臨めたのだと想う。

母には本当に感謝している。







一番痛かったのは、

筋肉注射である。

これは今まで経験した事が

無い位、顔をしかめてしまうほど、

痛かった。注射は平気であるが、

この痛みには吃驚した。

胃カメラは違和感さえ我慢すれば

楽なものであった。







検査が終わり、

先生から説明を受ける時

撮影された私の胃の写真を見て

吃驚した。

数え切れないほどの

小さな傷が胃の入り口から

その周りにかけて

広がっていたのである。

傷こそ深くはないものの、

出血の痕は酷いものであった。

そして“胃酸過多”とも

診断された。

傷口に胃酸・・・即ち主成分の

塩酸が常に纏わり付いているのだから

痛くない訳が無いし、

傷も治り難い筈である。

ただ、この様な状態の場合、

普通の医者であったら

「過食嘔吐をやめなさい。」

「ちゃんとした食事を摂りなさい。」


と説教するであろう。

しかし、この先生は

「本当は余り吐かない方が良いんだけど、

 長年患っている病気だからね・・・。

 無理強いは出来ないよ。

 吐くなと言っても無理な事だし。

 兎に角、こころを安定させて

 ゆったり過ごす事を心掛けて下さい。」


と仰ったのである。

きつい事を言われるのではないかと

覚悟していたので

思いがけない優しい言葉に

安堵の念を覚えた。

今までのように感情が赴くまま

過食へと走らないよう

気を付けたいと想った。







この事については

精神科の主治医も

心配して下さっていたので

電話診察の際に

経緯を話そうと想っていた。

しかし、検査をした病院から

その足で精神科の病院まで

向かったので、

疲れた母と私は

お薬だけをもらう予定だった。

しかし、医療事務のおばさんが

「先生に聞いてみないと

 お薬だけの処方は出来ません。」

と言うのである。

昨日、主治医に電話をした段階で

お薬だけ取りに来たので良いと

話は付いていたから、

その事を告げると、

心配した主治医が

他の患者さんの診察中にも

拘らず、私が待っていた

車の所まで来てくださった。

そしてファイバースコープで

撮った写真を見せて

傷の状態は余り酷くないけれど

傷が多すぎる事を心配なさっていた。

そして

「今日は疲れただろうから、ゆっくり休んでください。」

と優しく言い残し、

素早く診察室へ戻った。

気に掛けて下さった事が

本当に温かく想えた。

母や胃腸科の先生、精神科の主治医に

感謝という一言では言い尽くせないほど

ありがたい気持ちを抱いた。







久し振りに昼間から外出して

気力を消耗させる検査を

行なった為か、凄く疲れてしまった。

でも、疲れ過ぎていて

身体を横たえても昼寝は出来なかった。

過食や嘔吐の回数を減らそうと

考えたにも拘らず、

私は結局、夕方その行為に走ってしまった。

胃の痛みを耐えてまで、

血を吐いてまでして

どうして食べる前に「やめよう」と

決心できないのか、

自分が腹立たしくなった。

でも、“生きる為”に

胃の検査をしようと想えたので

その点は良い事なのかも知れない。

今は小さな傷でも、

激しい過食と嘔吐を繰り返すと

傷口が裂けてしまって

大量に吐血する事もあり

輸血が必要になると

胃腸科の先生は仰った。

だから、なるべく気を付けたい。

何をどうしたら良いのか分からないが

取り敢えず、無理を避け

安定したこころで

過ごしたいものである。





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Last updated  2007.06.19 21:28:40
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