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カテゴリ:摂食障害
天候の
移り変わりが 精神にも 影響している。 比較的ぐっすりと 眠れるようになった昨今、 朝はこころも安定していて 過食しないで済んでいる。 しかし、この暑さには 辟易していて、 氷を食べていても 汗が出て心地が悪い。 また、晴れていると想ったら 突然雨雲が立ち込め 辺りが暗くなり 土砂降りの雨が降った。 気圧の変化も 精神に影響を もたらしているのであろうか。 夕方、息をするのが とても苦しくなった。 空気を吸っても吸っても 肺に満たされた感じを得られず 生あくびばかりが出た。 やがて、手先が痺れてきたので 「やばい。過呼吸になる。」 と判断して 息を長くゆっくりと吐き、 スッと吸う深呼吸を 意識して行なった。 一応抗不安剤も服用したら いつの間にか眠っていた。 今も若干息苦しい。 本来なら今日は 病院へ電話を掛けて 診察を受ける予定であったが、 胃痛もあり、息苦しさもあった為 出来なかった。 主治医は想った事を 結構ずばずば言う人で、 時に傷つく事もある。 だからそれなりに こころが安定していないと ぐさっと来た言葉で 落ち込む事もあるから 覚悟が必要なのである。 次の電話診察は 火曜日なのであるが その日は胃腸科へ行く予定もある。 胃腸科は午前中に行くので 夕方には電話できるであろう。 過食と嘔吐さえしなければ。 段々、過食と嘔吐の症状が 酷くなってきているように感じる。 12年、この病を患っていると “どんな食品が嘔吐し易いか” という事が分かってしまっている。 それらが、その時食べたくないものでも 胃を満たす為だけに食べる。 だから“美味しさ”は 求めていない。 毎日、いつも同じ食品を 同じ順番で食べる。 どのタイミングで水分を 補給するかも決まっている。 まるで『儀式』のようである。 こころは栄養不足で 貧相になっていくばかりである。 偶には、 「美味しそうだな。食べたいな。」 と過食や嘔吐の事など考えず 食事をしてみたいと想う。 でも、私にとって 『食事=太る=恐怖』 といった式が出来上がっているので 精神やこころ、胃を満たす 食事が出来ないのである。 想い起こせば、 「食事が楽しい。」 と感じた事が無い。 両親が離婚する前も 家族全員で食卓を囲んだ事など 無かったし、 離婚後は母が仕事で忙しかった為 兄弟だけで食事をしていた。 その頃の記憶は朧気であり、 余り覚えていない。 ただ、印象に残っている 一場面は鮮明に想起できる。 ある日、母が夕飯の食材を買っていなくて でもいつ帰宅するか分からなくて お腹を空かせた妹と弟の為に インスタントラーメンを 作った事である。 3人分を作るのは 初めてだったので ずっと大きな鍋の前で 麺の茹であがり具合を 見張っていた。 食べ盛りの妹や弟には 物足りない量だったみたいで、 その後冷蔵庫にあった お野菜で適当に野菜炒めを 作ったが、 余りにも美味しくなくて 不評を買った事も懐かしい想い出である。 勿論私が責任を取って 全て平らげたというオチがある。 やたらと塩っぱいものであった。 その時の事だけは 何故か覚えているのである。 閑話休題。 摂食障害が悪化しつつあると 感じるのには訳がある。 今まで、全て事を終えた後は 野菜ジュースやスポーツドリンクを 飲んで、失われたミネラル分や 糖分を補給していた。 それに拒絶感を覚えるように なってきているのである。 また、唯一摂取できていた カクテルさえも、 “私を太らせるもの” としてあんなに楽しんで 作ったり味わったりしていたのに 口にすると憂鬱な気分になる。 美味しいものを食べられない。 私には半額になった出来合いの 惣菜があれば良い。 いつも同じものを食べて吐いていれば 太らないで済む。 ストレッチも今まで以上に 頑張っている。 しかしその後に残るものは何であろうか。 こころも身体も貧相に痩せた 削り取られた現実。 私はそれを望んでいるのであろうか。 答えは「否。」である。 適度に筋肉が付いた メリハリのあるスタイルが良い。 その為には栄養バランスが取れた 食事をきちんと摂取して 運動をするべきである。 でも、分かっていても それを頑張りたいと想っても、 うつ病が邪魔をする。 抑うつ状態が酷くなったら、 食べる事すら出来なくなる。 起き上がる事も困難で 突然の衝動による 過食と嘔吐をする時以外は 横たわっている。 読書を試みても 数ページで断念してしまう。 元気な時は1日1冊以上 楽に読めていたのであるが・・・。 全てを暑さや病の所為にするのは 間違っている。 私はもっと努力せねば ならないと分かっている。 でも、如何せん身体が動かない。 しかも必死で沢山食べて嘔吐する事だけは 止まらない。 客観的に自分を見ると その体たらくに怒りを覚える。 そして母に対して申し訳ないと想う。 せめて母の助けになりたいと考えて 家事を手伝っているが、 そんな事では埋められないほど 私は酷い事をしている。 頑張ろうとすればするほど 空回りする状態がもどかしい。 でもいつか、 母と共にこころから笑い合える日が 来る事を願って止まない。 食べる事が怖い。 太る事が怖い。 何故恐いのかは解らないが恐い。 けれども私の中の可能性を信じたい。 たった1度の人生なのであるから より良く生きたいという願いもある。 また、幾つかの夢もある。 それらを叶えられないまま、 病に殺されるのは真っ平である。 現に、こうして毎日 過食と嘔吐、拒食を 繰り返す事によって 緩慢な自殺をしているのである。 それが病症なのだから 仕方ない事かも知れないが、 諦めたくはない。 荒波にもまれ上下左右に 揺れて揺られて こころが落ち着かないが、 取り敢えず今は、 なるべく平静で居られるよう 落ち着きたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.29 21:30:52
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