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2007.07.09
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カテゴリ:摂食障害
何故だろう。

2時過ぎまで

眠れなかったのに

6時に目覚めてしまった。

夢ばかりみていて

余り熟睡した感じは

なかった。







然して空腹感も

なかったのに、

スープを飲んだ。

哀しい事に

それがきっかけとなって

どんどん水分を

摂っていると

過食に繋がった。

身体もこころも

疲れていたので、

限界まで食べる事も無く

終わらせた。

しつこいほどに

まるで胃を洗うようにして

終わらせたらぐったりした。

気付けば11時半まで

眠っていた。

それでもまた夢ばかり

みていて、

起きても疲れていた。







明日、カウンセリングと

診察があるので

多少緊張している。

「朝、ちゃんと起き上がれるであろうか。」

「支度をして病院へ向かえるだろうか。」

「その後、美容室で長い時間耐えられるであろうか。」


等、心配が尽きない。

外出できる時に

あらゆる用事を済ませようと

予定を詰め込み過ぎたかも知れない。

でも、美容室へ行くのは

1年2ヶ月振りなので

少し楽しみではある。







私がいつも行っている

美容室は、1人の美容師さんが

経営している所である。

その方には中学生の頃から

カットしてもらっていた。

元々、大きなチェーン店の

美容師さんであったが、

抜群に腕が良いので、

母がいつもその方に頼んで

いたから、私も母に倣った。

その方が独立してからもずっと

母も私もお世話になっている。







気心が知れているので、

緊張する事もないし、

何か話さなきゃと焦る事もなく、

リラックスできる。

また、凄く面白い漫画を

勧めてくれるので、

沈黙がずっと続いても、

雰囲気の良い洋楽が

心地好い気分を誘い、

非現実的な空間に自分が

居るような感じになる。

例え、明日カウンセリングに

行けなくても、

美容室へは頑張って行こうと

想っている。







毎日のように襲ってくる

“希死念慮”

私を絶望の淵に突き落とす。

どんなに足掻いても

こころの奥底に巣食っている

「死ねば楽になる。」

という呪文に似た言葉は

跳ね返す事が出来ない。

「生きているだけで素晴らしい事だ。」

という事は

分かっているつもりでも、

一度“死”の観念に

囚われてしまうと

項垂れるしか術はない。

役立たずで穀潰しの自分を赦せない。

社会に参画出来ていない事も

コンプレックスである。

否、私の存在自体が

コンプレックスなのかも知れない。








ファッション雑誌などで

痩せているモデルさんを見ると

羨ましく想う。

綺麗だと感じる。

きっと、引き締まっているからであろう。

私は、過食と嘔吐以外で

固形物を食べないので

痩せてはいるが、

引き締まっていない。

適度な筋肉がついていてこそ

美しいプロポーションだと

感じている。

だが、何故そうまでして

“痩せている事”

を素晴らしいと想うのであろうか。

少なくとも、子どもの頃は

ぽっちゃりしていても

気にならなかった。

筋肉も適度に付いていて、

ダイエットにも興味はなかった。

ただ、華奢な子を見ると、

少しだけ羨ましかった。

けれどもいつの頃からか、

“痩せている事”

が社会では賛美されている事に

気付いた。

また、痩せていて可愛い子の方が

異性に人気がある。

不登校になってから、

運動する事がなくなり、

体重が増えていった。

また、私が憧れている

女優さんも、

その頃は凄く華奢で羨ましかった

という事もあり、

私はダイエットを決意した。

まさかそれが

摂食障害を患う

きっかけとなる事など知らずに・・・。








自分が完璧主義である事、

強迫的な性格である事を

鑑みると、患って当たり前

だったのかも知れない。

それによって沢山のものを

失った。

けれども、病はチャンスでもある。

元々欠如していたものを

得るチャンスもあるし、

新たな何かを手に入れる事が

出来るかも知れない。

滅茶苦茶に絡んだこころの糸を

解せるきっかけがあるのも、

この病を患ったからである。

だから、病はマイナスだけでは

ないと感じる。

うつ病もまた、

私にとっては病を癒す為の

プロセスだと想っている。

そう考えると、少しは希望が持てる。







しかし、哀しい事に

私が患っている病の

死亡率は高い。

自殺、或いは拒食による突然死。

「生きていこう。」

とやっと前向きになれたと

想った途端に、

思い掛けなく死んでしまう事も有り得る。

だから、今生きている

この一瞬一瞬を

大切にしなければならないと

強く感じている。

所が、今の私はそれが出来ていない。

反省すべき部分である。







音楽を聴くようになってから、

少しこころが軽くなっているのを

感じている。

毎日曇っていて雨が降ったり止んだりと

不安定なお天気は

まるで私のこころのようである。

一旦死を考えると

思考は淀み、酷く濁った

泥沼の中、足掻いている状態になる。

しかし、こうして毎日のように

“過食と嘔吐”をするパワーが

あるという事は、

「死にたい」と考えながらも

「生きていきたい」という想いを

強く反映しているのかも知れない。

いつも生きている事に戸惑いを覚え、

常に謝罪の言葉を口にしないと

不安になる。

けれどもいつかは、

ありのままの自分というものを

受け容れられる様になりたいと願う。





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Last updated  2007.07.09 21:37:08
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