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2007.09.07
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カテゴリ:摂食障害
何度か

断眠を繰り返し

昼ドラが始まる頃

目を覚ました。







ぼんやり

TVを観ながら

ゆっくり

コンソメスープを

飲んだ。

まだ、クルトンを

食べる事は出来ないけれど

何とか消化を許せているのは

流動物だからであろう。







徐にシェイカーを取り出し

氷と

ブラックコーヒーと

牛乳と

ゼロカロリーシロップを

入れた。

まるでカクテルを作るかのように

いつものように

カフェオレを作る。

本当はコーヒーの香りが

飛んでしまうので

普通に作ればいいのだけれど、

シェイカーを振っていたら

無心になれるので

病み付きになっている。







昼からお酒を飲まない事は

少しだけ、こころに

良い影響をもたらしている。

幾らお酒に強いといっても

アルコールを摂取すると

抑制が取れてしまう。

即ち、過食

繋がりやすいのである。

カクテルも甘いものだから、

「何か、食べたい。」

という気持ちが強くなるのである。

カフェオレを飲むようになってから、

摂取しているカロリーは

低脂肪牛乳分だけなので

大して気にならない。

だから、本当は

過食したくないのに

いつもの癖で食べ始めてしまう

という感じになっている。

努力すれば

昼間の過食と嘔吐

しなくて済むのではないかと

想えるようになった。






摂食障害特有の

症状として、今の私は

“カロリーに対して敏感になっている”

という事に気付く。

細部に渡って詳しい訳ではないが

どうしても、

食べるもののカロリーだけが

気になってしまう。

飲み物も同様である。

夜に飲んでいる発泡酒も、

以前は色々な種類を

飲んで、味の違いを

楽しんでいたが、

今は、『糖質ゼロ』と

謳ってあるものしか

飲めなくなってしまった。

それは偏に

“太ることに対する恐怖”

が強いからであろう。

これ以上痩せてはいけないと

分かっている。

でも、太るのはもっといけないと

考えてしまう。

それだけで

頭がいっぱいになって

過ごす毎日は

なんて不毛なんだろうと

感じている。

ただ、読書をしている時だけは

“食べ物の呪縛”から

離れていられる。

そういった時間が増やせる

他の何かを色々

見つけたいものである。







金曜日は

電話診察の日なので

いつもより早目に

毎日やっている事を

終わらせて

17時過ぎに待機していた。

17時15分、電話をかけたら

まだ患者さんがいらっしゃるとの事で

17時40分に

掛けなおしてくださいと

事務の人に言われた。

17時40分、掛けなおすと

今度は18時にと言われた。

18時に掛けたら

18時半に、先生の携帯電話に

掛けるように言われた。

もうその時間には

スーパーへ行く準備を

しなければならないので

明日のお昼にして頂いた。

病院の診察終了時間は

本来17時である。

個人医院なので、

先生はフレキシブルに動く為、

こうして遅い時間になってしまう

事もある。

私は電話を掛けるという

立場だから、

直接病院へ足を運んだ

患者さんが優先されて

当たり前である。

ただ、携帯電話にかけると

診察の時間は長い為

電話代が大変な事になる。

以前のように

自転車を40分こいで

病院へ行く気力と元気が

あればいいが、

今の私には到底出来ない。

先ずは、体力を付けねばと

感じた。







いつもなら、

ぐったり休んでいる時間に

色々と行動した所為か、

倦怠感が身体に広がった。

スーパーへ行っても

何を買えばいいのか

どれだけ買えばいいのか

頭が回らない上、

歩くのが辛くて

ついつい屈み込んで

しまった。

一旦、屈むと

立ち上がるのがしんどくて

参ってしまった。

いつもと違う事をすると、

精神だけでなく

身体にも変化が表出する。

家に帰り着いて

手洗い・うがいをした後、

もずくを食べたら

幾分倦怠感は減少した。

電話診察・・・

明日のお昼、起きる事ができたら

電話を掛けてみようと想う。







スーパーにて

ぼんやりとお惣菜を見ていたら

白身のフライ1切れが

“595円”

となっていた。

同じ種類の商品は

“95円”

だった。

総菜屋さんが値段を

打ち間違えたのだみたいであるが

面白かったので

その商品を持って

母の所へ行き、一緒に笑った。

「これじゃあ、高級ステーキ肉1切れと

 値段が変わらんやんね。

 魚の白身フライ1切れ595円かあ。

 半額シールが貼ってあっても

 高いわ。」


と笑い合った。

私はその商品を

元にあった場所へ戻したが

母は、総菜屋さんの店員さんに

値段の事を知らせていた。

店員さんも吃驚していた

ようであった。

ちょっとおせっかいかも

知れないけれど、

心優しい母の姿が

娘として嬉しかった。







昨日のように

鬱々とする事は余り無く、

日没後の空を見上げ

少し薄暗く、少し涼しい風が

心地好い事を久し振りに感じた。

ちょっとした事でも良いから

“笑いあえる”という事が

とても幸せな瞬間なんだと

想った。

笑った後は身体もぽかぽかしている。

心身共に良いものだと感じる。

また、笑えるという事は

少しこころに余裕があったり

生まれたりするものでもあると想う。

そんな幸せな時間が

少しでも多くなるよう

ゆったりした気持ちで

過ごしたいものである。





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Last updated  2007.09.07 21:14:25
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