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2007.09.10
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カテゴリ:うつ
お昼過ぎまで

眠っていたくて

眠剤を1包多く

服用して

眠った。







しかし

その行動も虚しく

いつもより

早く目覚めてしまった。

もう一度眠ろうと

想っても

目が冴えて眠れなかった。

憂鬱な気持ちが

身体をすっぽりと

包んでいて

シェイカーを振る

気力もなかった。

適当にカフェオレを

作って飲んだり

氷をアイスピックで砕き

それを食べたりしながら

ネットで様々なサイトを見て

ぼんやりしていた。

今日は何も

PCのトラブルはなく

安心した。







昨日、一昨日と

昼間の過食と嘔吐

しなくて済んだのは

起床時間が遅かったのと

PCにかかりきりだった事で

それをする時間が

無かったからである。

今日は、時間が余っていたし

カフェオレ用の

低脂肪乳もきらしてしまったので

夕方まで飲み物だけで

過ごす事ができなかった。

ただ、時間を潰す為だけに

したくもない

過食と嘔吐をした。

その後から

精神的に不安定になって

頭と身体が重くなった。

気分を一新しようと

シャワーをゆったり

浴びてみたが、

その効果もすぐ消えた。

何をするにも億劫で

只管一点を見詰めて

動けなくなった。

TVを点けていたが

内容は右耳から左耳へと

掠る事無く流れて行き

虚無感だけが

其処にあった。







日中のお薬を

服用していなかった事を

想い出して

お薬袋を引っ張り出してきた。

そこでまた、

私の動きが止まった。

服用する量は決まっていて

毎日している事なのに

何をどれだけ服用して良いのかも

分からなくなった。

混乱した頭で

側にあった眉用の小さな

はさみで腕を引っ掻いた。

同じ場所を何度も何度も

引っ掻いて

表皮が剥げた。

なのに、全く痛みを

感じなかった。

徐に抗うつ剤や

メジャートランキライザー、

抗てんかん剤が

混ぜてある粉薬を

取り出した。

1回分は1包のところを

私は2包服用した。

調子に乗って

眠る前に睡眠を持続させる

効果のある

四環系の抗うつ剤も

1錠服用した。

そして、支度をして

スーパーへ向かった。







スーパー内に所々ある

鏡に映る

私の顔は、死んでいた。

表情が消えていて

目も虚ろであった。

それでも、

購入するものは予め

頭の中に叩き込んでおいたので

必要なものは

きちんと購入できた。







しかし、途中で

母と落ち合った時、

私の様子がおかしい事に

母が気付いた。

調子が悪い事と

ほんの少しだけ多目に

お薬を服用した事を

伝えると、母は

「私が悪かったんよ。ごめんね。」

というので焦った。

全ては私が悪いし

抑うつ状態が酷くなったのも

自分自身に起こる事に対して

手に負えなくなったからである。

だから、お薬に頼った。

母は、仕事の電話が

かかってきたり

家で一息ついたりしていたので

私が待つスーパーへ来るのが

少し遅くなっただけである。

確かに、母がいつもより

遅い事で凄い不安感を覚え

朦朧としていたのは確かである。

でも、母は全く悪くない。

だから、それは一生懸命否定して

私の調子が悪かったからだと

説明をした。

そしてまた心配を掛けて

しまった事を謝った。

私が日中薬として処方されている

お薬の1回分は、

うつ病の大人が処方される

量の、3分の1である。

体重を考慮している事、

過去、立て続けに

1週間分の処方薬を

大学の講義中まとめて飲んだ

という危険さから

この処方量となっている。

そう母に説明したが、

やはり処方量よりも

多く服薬する事は

心配でたまらないと

言っていた。

私にとっては、

自傷の衝動から抜け出す為でも

あった、今回の行動だったけれど

結果的に母を哀しませたので

慎もうと想った。







正直、私は

パニックになっていた

部分もある。

抑うつ状態から抜け出せない事。

腕を傷つけたくて堪らなかった事。

なのに頭も身体も重くて動けなかった事。


もうどうしたらいいのか

分からないので

お薬しかないと想った。

私にとって、最後の手段であった。







お薬の効果が現れた頃、

副作用の頭痛が辛かったけれど

漸く精神が安定し始めた。

母と話す際、

やっと表情も戻り

笑えるようになった。

きっと、母に会って

安心した部分が

大きいからであろう。

心配ばかり掛けて

本当に私は

親不孝だと感じた。

今は猛省している。







抑うつ状態に陥る

きっかけになったのは、

やはり

2日間、しないで済んだ

過食と嘔吐

今日は無理矢理してしまった

という事であろう。


食べたくなかったのに

時間を潰す為だけに

食べてしまった、

虚しさや自己嫌悪。

その上、氷の食べ過ぎで

お腹がずっと下っていた。

それが酷かったので

少々脱水症状も

起こしていたのかも知れない。

こんなにも

自分を痛めつける行為は

母の哀しみに繋がるので

気を付けたいものである。







重い身体を無理矢理

動かして

スーパーへ行く為に外へ出た。

そしてふと空を見たら

西の方はまだ少しだけ

濃いオレンジ色をした

夕陽の残滓があった。

それは、凝り固まった

私のこころを少しだけ

平穏なものにしてくれた。

苦しいと、視野が狭くなり

空の美しさにも

道端に咲いている可愛い花にも

気付けなくなる事がある。

もう少し、大らかな気持ちで

余裕を持って過ごしたいものである。





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Last updated  2007.09.10 21:33:36
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