もう、梅雨の季節。
うつ状態で何も出来なかった。PCを立ち上げる事は疎か、本を開いても文章が頭に入らなかった。だからずっと、お蒲団の中でぼんやりしていた。何もしたくない、食べたくもないと想うのに、過食する食べ物は買いに行き、時間がきたら食べ始めた。しかし、押し込むように滅茶苦茶に食べたので嘔吐の際、苦しんだ。自業自得。喉に傷がついたようで痛む。そして、また横たわって只管時間が過ぎ去っていくのを感じていた。時々、キッチンへ行き、冷蔵庫を開けて発泡酒を取り出しそれを飲みながら、漫然とTVを眺めた。けれども、その内容さえ、どこにも引っ掛からなかった。こんな時こそ、何もしないで休養する事が大切なのに、摂食障害の病症は私を突き動かす。一度、「何か食べたい」という想いが頭を過ぎったら、もう食べないではいられなくなる。調子が悪く、気分が悪くても。そういう毎日に嫌気が差して「死んでしまえたら」と願う。ただ、楽になりたいという想いだけで。命を冒涜していると自分でも分かっている。何れにせよ私は、疲れてしまった。如何に生きていけばいいのかさえも、分からない。こころが、狭く小さくなっていくのを感じる。今はまだ、立ち止まって考える時間なのかも知れない。