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カテゴリ:恋愛
フランシスコ・デ・ゴヤ Francisco Goya (1746-1828) 1.男が一生の間に生産する精子の数は、2兆個である。 実際に生を受けるのは、たいてい2個にも満たない。 精子の歩む道のりは、人の距離感覚に置き換えれば600キロ以上 になるだろう。 目的地に近づくためには、女の体が用意した数々の難関を乗り越えなければ ならない。 卵までたどり着くのは、一回の射精6000万個の内、 たったの200個から300個である。 さらに、卵に入れる者は、1個のみである。 卵に到達できるのは100万分の1以下である。 2.精子は、作られる過程でほとんどが駄目になり、 完成したした精子の3分の1は、異常を持つ。 頭が大きすぎる、尻尾が動かない等。 しかし、精子を作るためには相当なコストがかけられている。 A、ひとさじの精子をつくるのに、40キロの食料が必要 といわれている。 B、精子は選ばれた系統の細胞が長期間かけて完成させたものである。 胎児の時期に生殖細胞はたったの2、3万個しか存在しない。 貴重な細胞である。思春期になると活動をはじめる。 C、精子の完成までに2ヶ月かかるのだが、頭部が最初にできあがる。 そして、中間部がエネネギ-の元であるミトコンドリア、 尻尾がモ-タ-となって動くことができる。 D、精子が卵に入るためには、卵表面の限られた部分のみである。 それ以外は、先に進めない。 正しい場所を選ばないと、侵入不可能である。 E、卵は自分の利益のために、精子を厳重に見張っている。 もしも、精子が二つ侵入すると、自分が死んでしまうからだ。 3.仮に1個の精子が卵の中に侵入しても、卵の中のミトコンドリア細胞が 精子のミトコンドリアを攻撃する。 生き残るのは、メスのミトコンドリアのみである。 4.精子には重大な役割がある。 精子のおかげで、遺伝子の損傷が行われる。 精子は、女性の体からの攻撃と同時に、2週間ごとに分裂する。 そのため、遺伝子のコピ-ミスが生じる。 このコピー-ミスが新たな進化を引き起こすカギとなるのである。 5.精子は年齢が高いほど、異常が多くなる。 20歳の男の精子は、400回の分裂をへているが、 50歳の男の精子は1000回の分裂がなされて作られたものだ。 複製には、多くの変異が含まれている。 50歳の男の小人症の確率は、20歳の男の20倍となる。 父親が50歳でできた娘の平均寿命は、74歳であるが 30歳で出来た娘の寿命は、77歳である。 (ヨ-ロッパ貴族700家族の調査結果) 6.アメリカ不妊協会では、精子提供者の年齢を50歳未満としている。 イギリスは、35歳以下でないと精子を受け取ってもらえない。 ところで、全てのほ乳類には包皮がある。 しかし、人間のみが無理矢理に包皮を破棄している。 割礼は、ユダヤ人の習慣であり、健康によいものとしてアメリカでも 300ドルをだして手術が行われてきた。 しかし、現在ではその弊害が明らかになってきたため、 この習慣は廃止の方向に向かっている。 子供の権利条約にも有害な慣行の廃止を目指す条項が含まれている。 包皮切除は、子供に対する暴力行為だからである。 つづく http://www.blogmura.com/ にほんブログ村ランキング・ランクin! アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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