アイデア生活館

The Accolade　　
エドモンド・ブレア-レイトン 作　　　
Edmund Blair-Leighton ( 1853-1922 )


1.
ゲノムというのは生物が持っている遺伝子情報の総体をさす言葉である。
人間の場合はヒトゲノムと呼ばれる。
これは人間が生きていくためのプログラムであり、人を人たらしめる
設計図である。

人の遺伝子は９９．９パ－セントまでは共通しているが
残り０．１から０．２パ－セントが異なっている。

２．
多くの病気は、遺伝子の変形に生活環境などの要因が加わって発症する。
ゲノム運用の変化により病気が起こると考えられる。
同じような生活をしても、病気に人ならない人がいるのは遺伝子にる
体質のちがいである。

３．
遺伝子情報が明らかになると、一人一人の治療が可能になる。
病気に限らずあらゆる分野で遺伝子組み替えが行われる。
２０１０年には、市場規模は２５兆円になるといわれている。

欧米企業の研究開発費と日本の研究開発費を比較すると
、日本は問題外と言えるほ少ない。
アメリカの場合は、国家政策と結びついている。
国際競争に遅れた日本は、特許を有するアメリカから、
技術を買わざるを得ない。

日本にも輸入されている遺伝子組み替え作物

　　除草剤耐性の大豆、菜種、小麦
　　害虫抵抗性のトウモロコシ
　　日持ち改良　トマト
　　害虫抵抗性　綿、ジャガイモ

４．
遺伝子操作によって畜牛は、角ばった体型の結果、まっすぐな後ろ足は
歩く事を困難にしている。
乳牛は、数日間搾乳されなければ、乳腺の破裂により死んでしまう。
人工の七面鳥のオスは、大きくなりすぎてメスの上にのって受精出来ない。
狂牛病は、草食の牛に肉食をさせた結果発症した病気である。
　　
　
５．イギリスの公務員の階層別の健康調査の結果わかったこと

１９６７年から１９６９年　１７５３０人の男性デ－タ－
その２０年後の追跡調査、１９８５年－１９８８年の６９００人の男性デ－タ

　　事務次官から最下位職員まで

　　１．健康　２．仕事の満足度　３．財政状態　４．家族
　　質問を記載した。

　　調査期間中の死亡の可能性　　最下位公務員は、最上位にいる官僚の
　　同一年齢の３倍であった。

　　階層が下がるに連れて　喫煙が一般的となり、肥満も同様である。
　　定期的運動の欠如、心臓病が増えていった。
　
　　単なる収入よりも、「地位」が健康と生き残りにより影響力を持つことが
　　示されている。

ところで、日本人の独身男性の寿命は、既婚者より平均１５年も短いので、
長生きしたかったら結婚すべきである。

と言いたいのだが、現在の女の強さを考えると、
昔ほど楽をさせてもらえそうにない。
仕事さえすれば育児や家事の免除という特権が
現代の男から剥奪された今、
男の命が１５年延びるかどうか疑問である。
　　
つづく

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