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カテゴリ:棋譜(大会等)
1回戦、2回戦と黒番、3回戦、4回戦は白番ときて、決勝はニギリを当てて黒番だった。
これで最後なので、いつもの、2連星から相手の隅に掛かった後に3連星を布く型で臨む。 序盤からの打ち方は、まずまずかなと思っていた。しかし、いつも打っている型ということか ら、逆に注意力が散漫になってしまったかもしれない。 さて、白1と模様を消す手を打たれた時、実戦は黒2と受けたのだが、ちょっと消極的だった かもしれない。 ネット対局なら気安く、Aと打つ手か、Aの右上の肩に打つ手を選んでいたかもしれない。 実戦は、白1とトビ、黒2と左上に掛かった。 本来攻めるべき中央の白を容易に上辺に連絡させてしまい、さっぱりいけないと思った。 そこで無理やり黒30から白の2子をもぎ取りにいったが、我慢が足りなかった気がする。 そして白1から3のノゾキに対して黒4とつないだのが第1のミス。 白5と打たれて、たった今つないだ石がそっくり取られることに気付かないとは。 仕方がないから黒10、12と地を作りに行く。 白が自重したこともあって細かくなったものの、どうにもコミがでそうにないと思っていた。 そして半ば諦め気分でいた時に、最後の最後でミスがでた。 取っていたハズの白△の2子が、コウ絡みで黒△の2子を取られて復活してしまったのだ。 対局中形勢が悪いと思っていたので、白がコウを仕掛けてきた時、そこまでやるかと思った。 またコウを譲ったつもりで打った手では、黒△を助ける手を打たなければならなかったのに、 全然気付かなかった。 終局後は、このミスがなくてもコミは出ないと思っていたが、こうしてあらためて眺めてみる と出入り13目ほど損しているではないか。 実はものすごく細かかったのかもしれない。 きちんと目算できない上に、消極的で諦め気分を持っていては、勝てないとしたものだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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