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カテゴリ:棋士
橋本昌二九段の訃報を目にした。
藤沢秀行名誉棋聖、安倍吉輝九段、梶原九段に続き、また一人往年の名棋士が亡くなられた。 橋本昌二九段と直接お目にかかる機会はなかったが、NHK杯の解説ぶりなどからは、人柄の 良さが感じられたと記憶している。 橋本昌二九段は橋本宇太郎九段と並ぶ関西棋院のトップ棋士として活躍され、タイトルも獲得 されているが、実は私自身は橋本九段の対局がそれほど印象に残っているわけではない。 橋本昌二九段の棋譜で思い浮かぶのは、武宮九段が宇宙流の夜明けとしていくつかの棋書で紹 介している対局くらいである。 ただ、改めてウィキペディアをみると、第1期名人戦は「最終戦でそれまでトップを走ってい た藤沢秀行八段を破り、最終戦に勝った呉清源が藤沢と同率になるが、呉の坂田栄男との最終 局がジゴ勝ちだったために藤沢が第1期名人となるという劇的な結末の演出役となった。」と あるし、また、梶原武雄九段が「今日の蛤は重い」の名言を発した対局の相手が橋本昌二九段 だったとある。 日本の囲碁界の中で、重要な役回りを演じてこられたと言えると思う。 ご冥福をお祈りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.05 23:55:38
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