囲碁梁山泊の井山名人新春鼎談
囲碁梁山泊の2010玄冬号が届いた。特集として、「井山裕太名人との鼎談」と題した井山名人、宮本直毅九段、囲碁梁山泊の会会長による鼎談が掲載されていた。井山名人の少年時代の話もいろいろ出てきて、なかなか面白い内容だった。甲子園の始球式をやってみてはどうかとか、いかにも大阪という話題もあった。井山少年が小学生の時に2年連続してチャンピオンになった際、天狗になってはいけないというので、成田勝氏(富士通の元宣伝部長だった方らしい)が中国の少年大会に参加できるよう尽力されたらしい。逸材を育てようという周りの熱意が伝わってくる話題であるが、井山少年は、その大会で5勝4敗で60数人中29位だったそうだ(優勝したのが古力、二位が台湾の周勲だったとのこと)。「生まれてはじめて、年下に負けました」と井山名人は語っていたが、大会への参加は良い経験になったようだ(師匠の石井九段の著書にもそのことに触れられているらしい)。囲碁梁山泊では、古力九段と井山名人との対局の企画を検討しているようである。どんな対局になるのか楽しみだ。是非実現してもらいたい。それから、編集後記にさらりと記されていたが、井山名人は「いま彼女がいます」と語っていたらしい。私生活も充実しているようだ。これからも活躍してもらいたい。