道産ロケット:道宇宙科学技術創生センター、新型の打ち上げ成功 /北海道
宇宙開発事業を手がけるNPO法人・北海道宇宙科学技術創生センターと赤平市のベンチャー企業「カムイスペースワークス」などは23日、十勝管内大樹町で、新型の道産小型ロケット2基の打ち上げに成功=写真、同町提供。2基は無風の条件下で高度約1キロまで上昇した。 新型ロケットは同社と研究開発している北海道大大学院の永田晴紀教授が開発したカムイロケットの改良版で、全長2・8メートル、重量19キロ。固体のポリエチレンと液体酸素を組み合わせた燃料を使い、推力を向上させた。公立はこだて未来大が研究する模擬衛星が搭載され、上空で切り離された後、パラシュートで落下し、地上で回収された。 同社などは新型を基にさらに大型ロケットを開発中で、2年以内に高度数キロまでの打ち上げを目指す。永田教授は「実験で発射の信頼性が確認できた。次のステップで高度10キロを狙いたい」と話した。これから北海道も宇宙産業が盛んになるといいですね。