カテゴリ:戯言【投資編】
現在の民主党が「公開虐めをしている事業仕訳」だが落とし穴がある、個人的に「来たね早速」という感じである。長妻は「地上最低の大馬鹿大臣」というのが露呈されたと言える「彼らの目的は勤務医と開業医の診療報酬の格差是正」といっているが今回の方針は「開業医が余計儲ける仕組み」を作っている政策である
「商才のある開業医」であれば大抵が薬局も経営している医師は意外に多い「病院は個人か医療法人」だが薬局は「株式会社」で運営できる 大抵が○○病院・○○医院の隣に○○薬局というのが有るのが現在のパターンである代表者は大抵がその医師並びに医師と同じ名字の方が多い 民主党が「OTC類似薬の保険適用外」を実施すると言うことは「自由診療を促進する政策」とも受取られる「今後は薬を買う場合保険適用が少ないので自由診療で患者は支払わなければならない」そうすると商売の上手い開業医は「処方箋を見直し薬剤重視の展開」に変わっていくだろう。 つまり診察回数を減らし「薬剤の期間を1週間分から1ヶ月分」という事もあり得ると言うことである。 当然自由診療の訳だから喜ぶのは「開業医・薬局」であり「医薬品メーカー」も営業展開を「社会保険制度から自由診療」に方向転換を実施し「戦略的なMR展開」を計れば「利益は倍増できる」と思われる。 ただし「国民は大きな負担を完全に強いられることになる、風邪薬を薬局で購入するのに5,000円から10,000円を払うという事になる(健保が10点でうち7割は健保が支払うので国民は実質3点で済むが、自由診療は100点から200点の世界であり当然に健康保険からの負担はないため高くなる)」完全に矛盾した事を民主党は実施しようとしているわけである。 ジェネリックメーカーは逆に悲劇が訪れる可能性が高い「保険適用が外れた特許切れのOTC類似薬」を得意としているはずでそれらが保険適用外になれば「先発メーカーと価格競争の波にさらされる」その結果、先発メーカーが柱としていた医薬品の製造に着手する必要性に迫られるだろう その教科書的なメーカーが世界には存在する「ランバクシーラボラトリー」である、このメーカーは第一三共で有名だが「現在も米FDAに常に睨まれ・EUからも睨まれている」それは「品質」である、つまりジェネリック産業の先進国であるインドのメーカーですら大苦戦をしている、規模が小さい日本のジェネリックメーカーが何処まで「品質と再現性と安定供給化」をできるのか?それを実現するには「製薬メーカーの水準を超える設備と製薬メーカーのMRを超える優秀なMRが必要となり、莫大な費用が掛かる」と思われる。 民主党が事業仕訳でここまで考えたのか?疑問だが「先ずはそういう考えはないだろう?厚生労働大臣は医師・金融に精通した議員がなるべきだろう、長妻程度の頭脳では無理だよ(笑い)」と自分は本気で思う「子供手当を確保しても結局は個人の医療費が増大すれば子供手当は焼け石に水」と言えるのではないだろうか? 「民主党には医療実務や厚生実務に精通している政治家が居ない」という事を露呈している。 薬局大手の「マツキヨ」は元々は千葉県の松戸市の薬局から始まったドラッグストアーであり「薬局が大きな組織になることに成功したのは、薬事法薬局距離制限規定違憲事件」からで良いと思う ドラッグストアーの大手各社は今後は「薬剤師が開業医と手を結び、直接重度患者(入院から自宅療養等に切り変えている人がメイン)へ赴く訪問サービスを画策している」今回の民主党の事業仕訳は「薬局が医院並みの信頼性を獲得出来るチャンスで有ると同時に製薬メーカーは新薬だけでなく営業戦略を展開できるチャンスである」と思う。 それを実施すると民主党のスローガンである「友愛と生活第一」が木っ端微塵になり「争いと貧困第一」という事になるつまり民主党は「自由診療を促進することにより医療制度を受ける事が出来なくなる国民を作り出し貧困者を確実に増殖しようとしている」目先の予算削減で子供だましの手当を実現しようとしているが「小手先の作業」としか思えない、その程度の厚生労働知識しか持ち合わせてないと言えるのでは無いだろうか? ※民主党は今回の医療費の事業仕訳で寿命を短縮したと思われる「先発メーカーは営業方針を変えてきた場合、民主党が思い描いたことと逆になり医薬品メーカーは皮肉にも2010年問題を民主党の失策で乗り越えられる可能性すら出てくる」と思う、何故ならOTC類似薬が自由診療になれば「どぶ板の営業戦略」が出来るからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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