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9/28(土)メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

2010.04.10
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カテゴリ:戯言【投資編】
 今週は驚いています「NY金先物価格が1,150$」を越えたことです「特に今年は金と関係ないので良いと見てます」が方向を少し修正する必要が有る「ユーロ通貨」と「中国」の存在が有るからです。


エネルギー株買われ米株続伸、ダウは一時1万1000ドル超え

ユーロが上昇、ギリシャ支援めぐる期待感で=NY市場

ユーロ圏の対ギリシャ緊急融資、利率6%超の見通し=EU筋

金現物が年初来高値、フィッチのギリシャ格下げで


戯言を書いてみる

 プレミアム年利6%というのは凄いわ「国に対する緊急融資で6%の金利をつけることが異常事態」と見た方が良い
 ギリシア経済は「本当に疲弊している」という事と見た方が良い「その渦中で金先物価格がリスク回避で急騰している」

 自分の中では「金はリスクでしか上昇をしない」という見方なので潜在的リスクは継続すると見た方が良いが「部品セクターは追い風が継続している」と言える

 金は産業資材として「半導体のボンディングワイヤ」として需要がある、更にレアメタルの筆頭なので金が騰がると鉱物価格も上昇する現象が出現する「鉱物価格が上昇すると電機製品はコストが高くならざるを得ない状況がある」という点から自分からみて歓迎しないという見方でしたが「その考えは止めた方が良い」と考えを転換しないとならない

 金価格が上昇するとドルは下落するが「ユーロ・ポンドは嫌でも高くなる」という傾向が出現する「ユーロ/円」が上昇してくると「欧州系に展開する日本企業は強くなる・新興市場がユーロ建てで第3者割当てをしている会社が多いため有利に働く」と言う点である

 欧州展開で有名なのは「ダイキン・HOYA・マキタ・ニコン・キヤノン・オリンパス・リコー」ですが株価は強い状況です「ノキアと仲が良い日本写真印刷」もよく観察すると「金先物が上昇している時期が異様に強い傾向がある、原因はユーロ高の影響がある」と言う事です。

 ipadの発売でFCCのレポートを全部読みました(英文ですが)部品は韓国・台湾と報道されているが「事実と異なる面が多い」と言う事である(参照 iPad FCC Teardown

 半導体で韓国を利用しているのはDRAMのサムソンだけで、その他はフラッシュメモリは東芝・Wi-fi制御系のプロセッサ半導体はBroadcom・TXで殆ど米国の企業である
 ディスプレイはLGですが韓国と思われますが、LGフィリップスなので東欧生産している可能性が高い、タッチパネルは台湾の英雄のWintech(勝華科技)である。(Wintechは上流から下流全てを出来る企業で値段交渉が一番柔軟な会社で有名です (参照 タッチパネル(Touch Panel)覇権争いが開始されるのか?(2006年世界大手タッチパネルメーカーの市場占有率)

 個人的にipadのタッチパネルは、日本写真印刷・JTouch・勝華科技と見てましたが2指ズームの動画を見ていたため台湾のメーカーのJtouch・勝華科技が濃厚だろうと見てました、タッチパネルでズームを2指で動かすのは殆ど台湾メーカ製で見て良いと思う(今後のHPQスレートも台湾製の可能性が濃厚かもしれませんね)

 日本写真印刷の製品は1指ズームのタッチパネル製品を今後出してくる可能性が高い、但しタッチパネルの需要は依然として高いため有利であり、IMD事業(転泊)がスマートフォン・タブレットPC・自動車・デジタル家電等の新型製品発売ラッシュで2010年で底明け受注の増加傾向が有る、それが来ると本来の株価4,500円~6,000円の領域に戻ると思われるが2012年3月期の話になると思う、2013年3月期は色素増感型太陽電池・銀被膜タッチパネルの潜在性が試される感じで2年位のファンダメンタルは高いと言える。

 80年代は大日本印刷の半導体リードフレーム印刷・90年代は凸版印刷の液晶カラーフィルタ印刷・00年代は日本写真印刷のタッチパネル印刷と印刷会社もハイテクとは相関関係が高く面白い流れがあると言える。

 タッチパネルだけが強く、タッチパネル事業の株価と見ると3,500円から4,500円圏内で日本写真印刷の株価の2010年の動きは2007年に似ていると思われる、BOX形成の動きをしたその動きになると見ています。(他のハイテク銘柄は10年スパンで見ると2007年に10年来の最高値を記録した企業が多かった。)

 その背景は2006年にタッチパネル在庫過剰説が出現し2007年末にiphoneの出現によりスマートフォン需要でタッチパネルが在庫が無いという状態になった、翌年の2008年6月が上場来の最高値を記録した。

 その後金融危機とノキアジャパンの撤退で大暴落したが2009年は後半に5,000円を超える株価を記録した、他のハイテク銘柄と比較して上昇・下降周期が遅い銘柄である。2010年はタッチパネルの価格競争が始まり「競争による停滞と競争に勝つ次世代タッチパネル(3D向け・音感知式向け・色素増感型太陽電池の組合わせ式等)の混沌とした時期」であり2007年のタッチパネルの状況に似ているからである。

 話は戻りますが「ユーロ通貨で敏感な地域は旧西欧よりも旧東欧系」とみて悪くないと思う、ユーロの部品セクター国はポーランド・ルーマニア・チェコ・ハンガリーが代表格だと思うため「ユーロ通貨が強くなると部品セクターも強い」という見方も必要だと言う考えになったためです。

 ギリシア問題が出現する動きは2方向有ると言える

 1.初動段階は「ドルが高くなりユーロは下落する」という問題が有るとドル高=円安になるため部品セクターは有利である

 2.中間段階は「リスクが再燃し金先物価格が上昇するとユーロが高くなりドル安=円高になるがユーロドルが高くなるため円高も緩く、NYダウが鉱山メジャーを中心に堅調になり、S&P500指数が強くなりNASDAQも安定する」傾向があるため部品セクターは有利になりやすい

 という日本市場にとって悪い材料が少ないと言う事に気がつく

 更に中国が「引締め」「人民元レートの切上げ」を検討し実施した場合「資源鉱物価格が安定し始め、人民元上昇による人件費コストが高くなる(日本で言うと1980年代から90年代の現象)ため価格競争で負けている日本企業が価格競争で優位に立てるケースもあり得る」現象が出現するかもしれない。

 冷静に考えると「ポジティブ」という見方が出来る、EU経済の低迷で円が安くなり、金価格が高騰しユーロが高くなり・中国の引締め政策の影響で景気の失速に皮肉にもブレーキが掛かっているという状況にも見える。

 米国が強いのは紛れもなくこの循環で良くなっている可能性が高い「漁夫の利」をつかんでいるのは米国の可能性が高い「ユーロが弱ければドルが基軸通貨として完全に君臨でき、人民元が切上げをすれば米国は中国へ輸出攻勢を加速させ夢の財政黒字化へ走ることも出来る」つまりドルの信頼を確立させるのは最高の条件である。

 嘗て米国は日本に同じ事をして、成果はプラザ合意から10年後のクリントン政権下で見事に財政黒字に転換を果たした。
 しかし現在の米国は勿論赤字である、原因は中国との貿易収支と米国内の政治家は叫んでいる、日米との経済史を見る限りでは至極当然という事である。
 
 「人民元を切上げてくれれば米国は美味しい・中国が輸出で貿易赤字が出現すれば中国製品は高くなるという懸念が出現する。
 輸入に関しては人民元が強くなるため購買力をあげるため輸入価格は安くなり貿易の均衡が発生し、価格競争で敗北を喫してきた日本企業も価格競争で対等に渡り合える可能性も有り、中国に展開していた大企業が撤退し、日本に回帰し事業所・工場を確保し雇用循環もよくなる傾向が生まれる」と思う。

 但し今回の金先物価格の急騰は「キルギスの混乱による地政学リスク」も手伝って加速した可能性が高いことを追記しておきます。


※金価格の上昇で見方が変わりましたね、金は要監視で部品セクターを攻略してみましょう、今までは金価格が下落して部品セクターが有利になるという偏った考えでした。
 金価格が上昇する場合の戦略で見ても部品セクターに関しては悪材料が無いという事が理解できたので「2月の苦しいときに仕込みをして良かった」と再認識している状況です
 中国人民銀行(People's Bank of China)の発言と動向は2010年相場の鍵と言えます。





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最終更新日  2010.04.10 16:47:27
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