カテゴリ:日常生活から
1962年4月30日生まれの私の小4の夏休み前の6月に、同級生の女子のおじいさんが行方不明になるという事件が起きました。
配偶者であるおばあさんは敬虔な仏教徒で、毎日陰膳を仏壇に捧げてはお経を唱えておじいさんの無事な帰還を祈っていたそうです。 もちろん孫の同級生も一緒にお経を上げていたと話を聞きましたが、おばあさんは警察に捜索願いを出していなかったのです。 夏休みに入ろうとしてもおじいさんが見つからないので、同級生は大変心配していましたが、その当時から現実的な私は「陰膳だけで帰ってくるのは生きてばかりじゃないだろ」と親に話して大変しかられました。 結局同級生のご両親が捜索願いを出していたので、おじいさんは家族の下に戻ってきましたが、脳梗塞の影響で記憶障害や言語障害を起こしていたことが分かったそうです。 休みが明けて、同級生が戸惑っていた様子をよく覚えています。 この話を夫と愚息にしたら、大変うけてしまいました。 日本には混乱すると家族が死んだことも受け入れずにあたかも生きているように振舞う人々がいるのかもしれません。 また遠野物語が有名な民族学者は「山の生活」という著作も発表しています。 これは性別を問わず家族と共同体を拒否して、「山」という外界に引きこもる人々の伝説を紹介したものです。 現実的な話題に戻ると、日本の男女の平均寿命がそれぞれ2~3歳引き下げされる可能性は高いようですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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