カテゴリ:日常生活から
私は日経の書籍広告に、同じ早稲田大学の教授が正反対の立場の著作が掲載されているのに気がつきました。 野口悠紀雄教授のデフレ・円高論に基づく著作と若田部昌澄教授のインフレ・円安論に基づく著作とです。 この2人の教授の経歴はかなり対照的です。 野口教授は大蔵官僚出身の大学教授の60代、若田部教授は早稲田生え抜きの45歳。 私が買ったのは若田部教授の本です。 野口教授は週刊ダイヤモンド連載を毎週読んでいるから、買う必要がありません。 この人の意見は「円高を利用して子供を海外で教育を受けさせて、世界で活躍させろ」です。 先端科学や語学の専門家になるのなら必要でしょうが、医療や建築などのその他の専門職ではそんなに海外に行く必要は無いです。結構偏っている部分があります。 若田部教授の本の内容は、私の実感に沿ったものでした。 特に第1章の後半は泣けました。夫の病気のあとに本人も愚息も強い挫折感とコンプレックスをしばらく感じて落ち込むことが2~3年あったからです。 経済書でデフレの社会心理の考察を読むとは思いませんでした。 デフレ経済では既に職や蓄えのある人と、職があってもそれが不安定な人やこれから社会に出て行く若い人と、影響が大きく違うのが特徴なようです。 それだけ知っているのになぜ私が働かないかって? もちろん私も家族の変化の影響を受けているからです。私はパニック障害と診断されて、6年目となるからです。うつ病未満の神経症ですが、それなりに日常生活の制限があります。 で、今日の株価動向は若田部教授の意見に沿った展開となっています。 年初来安値を更新した銘柄が増えて、ドバイショック時安値を割り込む可能性が高まっています。機械受注のピークアウトを反映した動きとなっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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