カテゴリ:日常生活から
直近の週末に夫は名古屋の認知症学会に出かけてきました。
世界有数の高齢社会となるので医療関係者の関心がとても高く、主催者の予想を上回る参加者が集まったそうです。夫は「学会の立ち見が出るのはとても珍しい」と大変驚いていました。 多くの人は、実は認知症が精神科の領域であることをご存知ないと思います。 1990年頃から神経内科がこれに携わるようになりましたが専門知識を持つ医師の少なさが問題となり、今では脳神経外科も治療に参加するようになりました。 精神科は今後の存亡が危ぶまれる科なのだそうです。 精神病はかつて精神分裂病・うつ病・躁病・ヒステリイーの4種とされてきましたが、現在ではうつ病と統合失調症の2種に統合されました。それ以外は神経症として主に心療内科が治療に当たっています。うつ病の心療内科の治療実績は増えてきており、いわゆる精神科の専門療育は統合失調症だけになってきています。 うつ病は薬の進歩で入院治療を必要としない病気になってきていることは広く知られてきています。 統合失調症も今後同じような対応が可能と観測されており、精神科病院は認知症を取り扱わない限りかつての結核療養所のように減少を余儀なくされるそうです。しかし私は精神科病院が積極的に認知症治療を行なっている話題を大手マスコミ経由で聞いたことがありません。 これから認知症の薬やリハビリテーションの話題が増えていく事は間違いないようです。 製薬会社や介護関連企業ばかりでなく思いがけない業種にもニーズをもたらす可能性があるので真面目にフォローしていくつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.09 12:01:19
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