カテゴリ:日常生活から
「ワルキューレ」 2008年米映画 ブライアン・シンガー監督 トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、テレンス.スタンプ
「ワルキューレ」はクラウス・フォン・スタウフェンベルフ大佐が首謀した、1944年のヒットラー暗殺未遂を描いた映画です。 スタウフェンベルグ大佐をトム・クルーズが演じていますが、本人の方が美男です。 ハンサムで伯爵で敬虔なカトリック信者でしかもナチス政権の転覆を企んだ人という事でドイツでは反ナチの英雄なのだそうです。 私は部屋に居合わせたロンメル将軍に流れ弾が当たった事件としてドキュメンタリーを読んで詳細を知りました。 2時間映画なので計画の延期は一回だけですが、実際には何度も延期や未遂があったそうです。 部屋の爆破に成功から計画の予定のスタートまで3時間くらい間が空いたりするシーンを見ただけでもう頓挫が見えてきてしまうのはサスペンス映画としてもまずい展開です。 私は歴史には「たられば」ってありそうで無いもんだな、と妙に感心しました。 そもそも実働部隊を束ねる親衛隊将校を誰も計画に引き込めなかった時点で目的達成可能性はかなり低かったようです。 シュタウフェンベルグ大佐らは武士の情けでゲシュタポに引き渡されずに射殺されました。 逮捕された人々は法廷でベルトの無いズボンを引きずり上げながら裁判官から罵声を浴びせられました。 映画にもそのシーンがありますが、実際の映像は被告の尊厳を損なおうとする周囲の悪意の行動が記録されています。 映画を見て、この裁判のような事は今現在でも起こりうる事だと考えるようになりました。 個人に対してではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.29 16:41:52
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