カテゴリ:日常生活から
タイトルの番組は、今年の2月頃に3部にわたる特別番組として放送されました。
私は6月にNHKBSで再放送されたものを録画、7月第4月曜までにドラマ仕立ての1・2部を見終わりました。 ドラマ部分は信者の修行中の死亡の隠蔽が、オウム真理教が日本国の医療制度と法律を無視する事の始まりであった事を指摘しています。 事故であれ病気であれ、医療の管理下になかった人の死は日本では監察医の鑑定による死因の確定を行わなければなりません。宗教的な死の弔いはその後です。 また次に修行中に半ば狂乱状態となった信者を拘束したものの状況が改善を見ないので殺害してしまった事例が紹介されました。 これも本来であれば麻原は彼を医療機関に連れて行くよう命じ、医師の診察を受けさせるべきでした。 しかし麻原はこれらの措置を弟子に示唆しませんでした。 「教団が殺害する事」を「魂の救済=ポア」と言い換えて殺害を示唆する事を選びました。 これによって側近達は心理的にも教団の中でも麻原と一体となっていったように私には見えます。 元医師であり地下鉄サリン事件の実行犯の林郁夫の教団内での立場の紹介にも興味深いものがありました。 林郁夫はNHKの取材を受けた元信者の女性の頭部に複数回にわたって電気ショックを与えたそうです。 教団に入って医療者でなくなったので、麻原から実行犯に指名されたのかもしれません。 また第2部の麻原の説法での弟子達とのやりとりのテープの紹介も興味深いものでした。 弟子達にどんどん意見を言わせて最後に麻原の結論で締めくくるという内容のものです。 私は最初の3つの意見くらいでまとめて終わらせても良いように感じましたが、麻原は次々と弟子に意見を求めます。 だんだんピントがはずれた発言が出たところで教祖の大結論が出るのですが、やたらと時間がかかります。 私にはどうして時間という有限な資源を効率利用しないのか、理解出来ません。 多くの時間を弟子と一緒に過ごす事で親密感を増し支配を強める事を意図していたのでしょうか。 とりあえず私は投資クラブの活動ではこれの逆の行動を取ってみました。 時間がオーバーすると、あとに飲みたい人達は困りますから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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