DIY日本株投資ファンド 5th version

『サイン』　２００２年アメリカ映画　監督・脚本M・ナイト・シャマラン
メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス、ローリー・カルキン、アブベイル・プレスリー

２００２年の世界興行成績４位、８００万ドルを稼いだ作品だそうです。
テーマは「家族の絆」です。

妻の事故死を境に牧師の仕事を辞めてしまったグラハムは、２人の子供とマイナーリーグの選手だった弟と静かに暮らしています。

トウモロコシ畑にミステリーサークルが出現してから日常がだんだん変わってきます。
娘のボーは感覚が鋭くなって不思議な事を話すようになり、犬が吠えていきなり走りだしたりします。
グラハムも家の外に何かが潜んでいるような気配を感じるようになります。
TVやラジオは世界中にミステリーサークルが出現した事を報じ出し、息子のモーガンは宇宙人の本に夢中です。

宇宙人襲来物のSF映画の中でもかなり地味な内容のものですが、登場人物の反応や感情の変化を丁寧に描いているのが好感が持てます。
私が最も好きなのは、大人のメリルと子供のモーガン、ボーがアルミホイルで作った帽子を被って仲良く手をつないでいるシーンです。
グラハムはこれを見てから鬱から抜け出ていくように見えます。

死ぬ間際に妻が遺した言葉　グラハムへの「SEE」、メリルへの「SWING AWAY」は映画のクライマックスで見事につながります。

映画の中だけの事と割り切ってしまうのはもったいないとつい考えてしまいます。

でもあんなに水に弱い宇宙人の設定は初めてでした。