カテゴリ:日常生活から
『武士の家計簿』は、債務超過となった家計の立て直しを、家族一致して図るファミリー映画として製作・宣伝されたようです。
前半の主人公が藩内の横領に気づいた事を父親からもスルーしろという部分の描写は、本当の恐さが欠けているように私は考えます。 主人公の出世話には、はからずもキリスト教の「小さき人」の概念に上層部が反応した事が大きいようです。 私が勤務していた都市銀行は、「小さき人」の概念を理解する人々がぼろぼろと逃げ出したことですっかり姿を消しました。 大変興味深く思い出したのは、私が早産で1400G未満の愚息の写真を、退社手続きの時に男性の年長行員に見せた時の反応です。 60秒ほど言葉をいただけなかったように記憶しています。 「小さき人」は、20年前の日本ではなかなか理解されにくい概念だったのかもしれません。 だいたいカアチャンの私が直近に納得しているのですから当然ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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