カテゴリ:日常生活から
カジノ 1995年アメリカ映画 ユニバーサル
監督マーティン・スコセッシ 脚本ニコラス・ビレッジ マーティン・スコセッシ 出演ロバート・デ・ニーロ シャロン・ストーン ジョー・ペシ 1970年代の全米で唯一賭博が合法な街ラスベガスが、ギャングに支配されていた頃の実話に基づいた作品です。 主要な登場人物には全てモデルがあり、映画の内容のとおり米国の大手マスコミの注目を集めていました。 ジョー・ペシはモデルの男性に背格好がそっくりなので、その人は喜んだそうです。 モデルの人物達のスキャンダルとその周囲の爆破未遂や殺人を伴う抗争の激化は、ラスベガスの街のイメージを落としました。 また他州が地元振興のために公営カジノの営業を始めたことも、ラスベガス独占の地位を揺らがせました。 ギャング運営のカジノホテルは経営の悪化を見て著名なカジノホテルが倒産・解体されました。 この後には大手企業が参入して、ディズニーランドをビジネスモデルとするファミリー向けのアトラクション付きカジノホテルが建設されました。 1988年の映画『レインマン』にはラスベガスのカジノホテルが監視カメラ等で顧客の不正行為などをチェックする様子が物語に取り入れられました。 日本でも1970年代後半からファミリーレストランチェーンやマクドナルド・吉野屋のファスト・フードチェーン、セブン・イレブンに代表されるコンビニエンスストア、ドラッグ・ストアチェーンが新しい内需産業として注目されるようになりました。 私の勤務していた会社は、これら新興内需産業へのビジネス開拓にとても消極的でした。 いわゆる「五摂家」と呼ばれる企業グループに配慮しての対応だったのかもしれません。 大手マスコミはおっとりした社風の企業と紹介していましたが、社内ではこれら新興企業の店舗を利用すべきでは無いと積極的に発言する人々が登場しました。 おっとりとは、実は停滞を意味する言葉だったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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