カテゴリ:日常生活から
落語『死神』は死神とその魔手から逃れようとする人々のかけひきを描いた、欧州の文化の影響を受けた有名な噺です。
今の芸人さんたちは、誕生パーティーで間違って命のロウソクを吹き消してしまうとか、奥さんに間違って吹き消されてしまうなど新しいものを作っているそうです。 私ら夫婦は、タイトルに挙げた五代目志ん生のサゲが一番好きです。 恐ろしい運命からなんとかして逃れようという人間の必死さが、滑稽な中にとても良く表現されているからです。 1991年7月に秋葉原支店幹部職員が富士銀行赤坂支店職員と共に架空の預金証書を作成してノンバンクから1500億円をだまし取った事件が発覚しました。 幹部職員は失踪しましたがそのまま告訴されました。 これを受けて副会長兼首都圏営業部長が更迭されました。 そもそもこの方は長年国際本部長でありましたが、1990年頃に更迭時の地位になられました。 日銀出身者であった方の更迭は、日銀貸出し1000億円回収という制裁のきっかけとなりました。 メディアは制裁への批判を打ち出しましたが、会社は日銀出身者を受け入れて譲歩しました。 相方の富士赤坂支店の不正のスケールが大きかったせいか、比較的少額な秋葉原支店のCPを利用しての不正事件は取り沙汰されなかったように私には見えました。 こちらは社員が海外で逮捕されました。 その一方で警察OBが会社に迎え入れられました。 会社が制裁を受けたダメージはそれなりのもので、社内の監督機関である検査・人事が活発に動きはじめました。 これらの状況の変化を受けて上司グループはかなり神経を尖らせるようになり、部下を叱責する事が多くなりました。 私が勤務していた部署は、そろそろスケープゴートを必要としていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.26 10:32:43
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