DIY日本株投資ファンド 5th version

２０００年３月４日、ソニー・コンピュータエンタテインメントは、家庭用ゲーム機プレイステーション２を日本国内で発売しました。

発売から３日で９８万台の販売台数を記録し、さらに２００５年１１月には全世界で１億台の生産出荷台数を記録しました。

DVD-ROMドライブを搭載し、USBやIEEE１３９４と言ったパソコンと同じ接続端子を備えていたので、キーボードやUSB、マイクと接続してのゲームのプレイが楽しめるようになりました。

新規ユーザーは、PS２だけ購入すれば前世代機PSのゲームソフトも購入して遊べる事が人気を読んだ理由と言われています。

それまでのゲーム機は前世代機のソフトとの互換性が無く、新機種の発売と同時に新ソフトも売らなければなりませんでした。

このような生産体制は、ゲームソフト会社にも負担となっていたようです。

顧客にとっても企業にとっても歓迎される機能を持ったゲーム機だったようです。

２００６年秋にブルーレイディスク対応のプレイステーション３が発売された頃から状況の変化が始まったようです。

マイクロソフトのXbox３６０、任天堂のWii、そして自社のプレイステーション・ポータブルと競合機器が増加しました。

これらの機器へのゲームソフト開発はいきおい企業の負担となり、新ゲームの不足を招くこととなりました。

DVDの規格がブルーレイDiscとHD-DVDが混在する状況が続いている事も影響しているのかもしれません。

ソニー・コンピュータエンタテインメントは、２０１１年１月にPS２が１億５０００台世界で売れたと発表しました。

先進国でのゲーム機としての優位性は無くなっていましたが、DVDプレーヤーとして東南アジアや中東で売れ続けたそうです。

ソニーの株価は２０００年に３万３９００円の最高値を付けた後は下落トレンドとなりました。

２０１３年３月１日終値は１３９０円でした。