テーマ:海外投資と国内株式(422)
カテゴリ:日常生活から
1986年4月26日、ソ連・ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所で大規模事故がありました。
爆発時、炉心内部の放射性物質が放出され、北半球全域に拡散しました。 事故のあった原子建屋内の線量計は4つありましたが、爆発当時は精度の低いものしか作動せず、原子炉が損なわれているとの判断も出来ませんでした。 死亡した運転士たちは防護服を着用せず、消防士たちは放射性物質を帯びた煙や残がいの危険性を知らされていませんでした。 施設周辺住民の避難は36時間後に行われ、40万人が移住を余儀なくされました。 現在、約2億人が汚染区域に住み続けているそうです。 2001年4月26日の推計発表によれば、ロシアの事故処理従事者の86万人中5万5千人が死亡とされました。 国際ガン研究機関は欧州全域を含めて1万6000人が死亡したと推計し、最新のWHOの推計では9千人が死亡と推定しています。 国連科学委員会の原子放射線の影響に関する1993年資料によれば、1945年から60年代に行われた約500回の大気圏核爆発により拡散した放射性物質による集団積算線量は、2230万人.SV。 対してチェルノブイリ事故による集団積算線量は60万人.SVと推定されており、核爆発の約13回分(40分の1)に相当するとしています。 2012年のロシアの資料によれば、何年にもわたってチェルノブイリ事故が及ぼす社会的・経済的影響及び精神的な影響を何倍も大きくさせてしまったのは、基準としてセシウム137の汚染濃度を過剰に厳重に設定したためとしているそうです。 「25年の状況分析によって、放射能という要因と比較した場合、社会的・経済的影響のほうがはるかに大きな被害をもたらしている、ということが明らかになった」としているそうです。 根本復興相は連休中に、初めてチェルノブイリを視察するそうです。 事故原発の事故処理や被災地の復興政策に役立てるためだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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