映画「ゲームの規則」を見る
夫が「何でいまさら製作したんだろう」とつぶやいたフランス映画「サラの鍵」をこれから見に行くので、1939年のフランス映画「ゲームの規則」を見ました。本屋でDVDが380円でした。この映画はNHKの放映を子供時代に、日本の映画館での初公開を1980年代の大学生時に、50でDVDで、と3回目になります。最初に見た時にウサギ狩りの詳細な描写と、マルセル・ダリオ扮する侯爵について召使い達が「実はドイツの銀行家のユダヤ人の血が混じっているんだ」とウワサするシーンがとても印象的だったので繰り返し見るようになってしまったようです。マルセル・ダリオは映画「大いなる幻影」でも裕福な出身のユダヤ人の脱走フランス将校を演じています。今回はウサギ狩りの描写がユダヤ人狩りに重なって見えてきました。「サラの鍵」では史実に基づいた描写を見る事となりそうです。ハリウッドで成功したポール・バーホーベン監督はオランダでのユダヤ人迫害とイスラエル建国のつながりを描く映画「ブラックブック」を故国オランダで製作しました。「何でいまさら」では無くて、今だからこそ製作出来る映画なのだろうと考えて見に行くつもりです。