代理店の実態
「目の前で悲しんでいる人を見つけたら、何とかして笑わせたい。 そのためなら警察に捕まってもいい。 寿命が縮まってもいい。 by 江頭2:50 」以前ディーラーの知り合いに、保険の代理店をしている話をしたら、「代理店なんてサラリーマンじゃん」と言われました。確かに代理店の形態にもよりますが、専業代理店というのは限りなくサラリーマンに近い事業主といえます。それを痛感するのが代理店手数料改定の際。保険会社から一方的に「来年度の手数料体系はこうなります」と実質的な値下げを提示されます。これが社労士であれば顧問先の値下げ要求は交渉の余地がありますし、実質的な業務量を減らすなどして値下げにも対応できますが、代理店の場合は交渉の余地なく従来の業務量のまま、手数料だけ下がるという契約を更新せざるをえません。サラリーマンであっても一方的な賃金の減額は「労働条件の不利益変更」にあたるので対抗策はとれますから、それを考えると専業の業務委託契約というのは一番たちが悪いですね。また、保険会社では代理店同士の競争意識を高めるため、「生命保険キャンペーン月間」などをつくり、各代理店(中核代理店のみ)ごとの営業成績や金額を一覧表にしてFAXで送ってきます。代理店仲間では知れ渡ってしまうので、「○○さんとこ今月は契約マイナスだったね^^」とか言われてしまいます。社労士でいうと、労働局や社保庁が各社労士ごとの新適件数や売り上げを公表するようなものです。ん・・・違うかな?こういった他の業種の自営業では考えにくいことが普通に行われているのが専業代理店の実態ですがネガティブなことばかりでもありません。少なくともお客さんにしてみればダイレクト保険に入るより少し高い金額を払って代理店と契約することで得られるメリットはあります。長いのでまた具体的には次の機会に・・・。診断士勉強9月24~26日0時間合計36.5時間