愛想がいい日本人、愛想の悪いベトナム人?
今日はベトナム人スタッフとも一緒に、新しいスタッフの歓迎会を行いました。やはりベトナム人と色々インフォーマルに話すと、色々新しいことが見えてくるものです。 日本人とベトナム人の挨拶の違いに話題が向きました。きっかけは「朝起きたときに挨拶をするか?」。日本人が「おはよう」と言うと答えたのに対して、ベトナム人側は「別に対して挨拶はしない」。そこで、そう言われると日本語の多様な挨拶言葉(おはよう、行っていらっしゃい、行ってきます、ただいま、などなど)に比べると、ベトナム語の挨拶言葉は少ないように感じます。 日本語では「愛想がいい」という言い方をしますが、ベトナム語ではどう言うのでしょうか?越日辞典で「愛想」を調べてみると「de men, de gan」と訳されていますが、あんまり使われているのを聞いたことがありません。de ganはよく使いますが、言葉どおり「近づきやすい、approachable」という感じが強いです。ちなみに英語では「Friendly, Amiable」などが挙げられていますが、どれもちょっとしっくり来ない感じ。中国語でもこれはという言葉はすぐ思いつきません。 そう考えると、愛想がいい、というのは非常に日本に独特の概念かもなあと考えました。逆に、それをそういう文化で育っていない人(例えばベトナム人)にすぐに求めるのも難しいことなのかなあとも。ついハノイに住んでいると、ハノイ人の愛想の無さにいらいらすることが多いですが、その辺は少し寛容にならなきゃいけないのかもなあと、考えさせられた夜でした。