信州に移り住んで、まず野菜のおいしさに感動した。
それぞれの野菜の味が濃く、甘くておいしい。
こちらへ移住してすぐ、包丁が急に切れるようになった気がした。
野菜が「シャキシャキ」と気持ち良い音をたてて切れてくれるのでそう感じたのだ。
「新鮮だとこんなにちがうんだ!」
とびっくりした。
大阪にいた頃は自然食品店で高いお金を払って有機野菜を買ったりしていたが、しなびていたように思う。
自然と旬の野菜をいただくようになる。
夏にはキュウリ、なす、ピーマン、トマト・・・。
玄関先に近所の人が置いていってくれる。
旬の野菜は一斉に実り、どこの家も食べきれないほど採れるらしい。
私たちにとっては、すごくありがたかった。
今晩は○○を作るからと必要な食材を買い求める都会での生活スタイルから、 いっぱい頂いた野菜をどう料理して食べようかというスタイルへ変わった。
翌年は当時借りていた家の畑で野菜を作ってみた。
近所の人たちが親切に一から教えて下さるので全く経験のない私でも、じゃがいも
、カボチャ、トマト、とうもろこし、ピーマン、大根・・・。
大収穫だった。感動した。
次回へ続く
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