I家での手前味噌づくりの最終回です。
豆を全部潰し終わると、あらかじめ用意しておいた麹と塩を混ぜたものと更に混ぜます。
ここまでくると大分お味噌らしくなってきます。
次に、混ぜ上がったものをボール状にします。(味噌玉)
これは、保存容器に入れるときに、やりやすくするためです。
というのも、容器に入れる前に”空気抜き”をするんです。
空気が入っているとカビやすくなるからです。
なのでボール状ということです。
ボール状にするところで、かくれんぼに飽きた子供軍団がまたやってきましたが、母さん連合に敢えなく追い払われていました。
いよいよ終盤です。
保存容器に、できたものを入れます。容器に叩き付けるように入れます。
下の写真は取り敢えず容器が1つしかなかったので入れましたが入れ過ぎです。
こんなに入れると後で重石ができないし、水分が溢れてしまいます。
よって、後で別の容器にも振り分けます。
容器は木の樽が理想かもしれませんが、陶器の瓶、ホーローの容器、漬け物用のプラスチック容器等、何でもOKです。
木の樽は専用の味噌蔵で保存する場合はいいのですが、家の中で保存する場合、水分が出てきて床を汚してしまうかもしれないので注意が必要です。
容器に入れた味噌の上に熊笹を敷詰め(熊笹には防腐作用がある)、容器の内側に多めに塩を入れます(カビ防止)。
その上に重石をして埃が入らないように紙をかぶして紐で縛っておきます。
容器は、なるべく涼しい場所に置いておきます。
土用入りの頃”天地返し”といって、上の 味噌 が下になるように、底からよくかきまぜます。後は熟成するのを待つだけです。
本当は1年くらい寝かせた方がいいのですが、うちでは秋頃から食べたりすることもあります。
『手前味噌ですが・・・』美味しいんです。
そのままキュウリなんかに付けてよし、味噌汁にしてよし、マヨネーズと和えてよし、味噌漬けに使ってよし。
あっ、豆腐の味噌漬って食べたことありますか?
これが珍味で日本酒のお伴にバッチリです。
今度、紹介しますね。
最後になりましたが、手前味噌づくりで最も重要なのが慰労会です。
これがあるから父さんたちは頑張れるんだよ。
結局それかい!・・・。<(_ _)>
田舎暮らし応援倶楽部