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瀬戸内寂聴・訳『紫式部・源氏物語』読み始めているけれど、覚悟はしていたが苦労している。
寂聴先生、読みやすい文章で現代語訳してくれているのは分かるのですが、なかなか頭にスーッと入ってこないのです。 もちろん時は平安時代の世界のお話ですから、その時代背景なども今の感覚では即座に理解することなどに難しいものがあるのです。 もちろん読み進めるうちに慣れてくるとは思うのですが、なんともイジイジしてしまうのです。 第一巻を読み終えるころに気づいたのですが、巻末の方に『語句解釈』や『源氏物語系図』や『官位相当表』や『参考図録』などが全巻に表出されていて、中でも訳者・瀬戸内寂聴さん記すところの『源氏のしおり』として、その巻に収められている ”各帖のあらまし” が解説されている。 この作者が書くところの『源氏のしおり』のおかげで、この『紫式部・源氏物語』が俄然読み易くなってきているのです。 つまり各帖を読み始める前に、あらかじめこの『源氏のしおり』を読んでしまって、あらすじや寂聴さんの想いを頭に入れて理解してから本文を読み進むという手順をとることで、物語の流れが非常につかみやすくなってくるのです。 お陰で以後は、『源氏物語』の世界に入り込んで行けそうな気分になってきています。 あらすじを知ってから本文を読むという、邪道とも言うべき手段を使ってのことではありますが、それで物語を楽しめれば問題は無いでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.15 00:10:12
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