点滴を口からとる、っていう考え方
おはようございます。5月9日です。お元気ですか?今日はアイスクリームの日(日本アイスクリーム協会1964)だって言うんですが。ハハハッ。それから、森光子(女優1920)さんの誕生日だって。飲み水のお話のつづきで、書いてみますね。発展途上国で1分単位で何人もの子供が死んで行きます。あれは何も難しい病気で死ぬんではありません、もっとも基本的な清潔な飲料水が確保できませんから、弱いからだの子供が下痢と脱水症状で死んでいくんです。↓一日一回クリックしてね。 だから、特効薬は下痢のクスリではありません、抗生物質でもなければパンやメリケン粉でもない。清潔な塩水、つまり電解質溶液を飲ませることなんです! だって、飢餓と脱水症状で命危ない子供がいっぱい押し寄せているのに、青空診療所でガラスのボトルつって、子供に点滴できると思いますか?費用がありません。器具も消毒もありません。口からとらせるんです。 もともと人間は川の水、湖の水で生活していました。たぶん多少汚れた水でも、病気にならない時代もあったと思います。何千年も以前の、人間がまだ野生を失っていなかったころのことですが。 庭に放し飼いのニワトリが泥水飲んで下痢して死んだって、聞いたことないでしょう?犬だって猫だって土の上にたまった水のみますよね。お隣の家の、シェパードの雑種のザックは、今でも我が家のため池の泥水飲みます。子供の理科の研究で、この水を顕微鏡で調べたことありますが、なにやら原虫だの植物性、動物性プランクトンがうじゃうじゃ泳いでいました。これ飲んでる、ザックが。でも病気にならない。なぜか?免疫を持っているからです。 20世紀後半、サッチャー首相のとき、イギリスがアルゼンチンとフォークランド島で戦争したことがあります。(正式には、アルゼンチンが侵攻するのをイギリスが派兵して、防御したのですが。)後方支援が 絶たれて飲み水がなくなり、兵士たちは土の上のたまり水を飲みました。もちろん下痢して、戦闘よりそのほうの身体ダメージのほうが大きかったわけです。人間は野生を失っているのです。