今朝は何時も書いているとおり”3勤1休体制”の、その休み明けの1日目で、武庫川目指して出かけました。
建国記念日
今日は休日なので、小学校や中学校、高校のお子さん方もお休みなので、武庫川縁の堤もいささか淋しい風景でした。
田さんとの四方山話:
今朝は、最近にないぐらい双方の出会いがうまく行って、武庫川堤から我が家の方へ帰る道路に曲がる手前で立ち話となりました。
今朝は何故か何時もより話が弾んで、沢山のこぼれ話を田さんから伺う事ができました
兵庫県立人自然の博物館に展示中のいのしし
今朝の話の主役はこのようないのししです。
何時も二人の立ち話の左右を縫ってお子様方が三々五々通り抜けていくが、今朝は部活のお子様方が数人通り抜けただけだった。
今日は建国記念日で、昭和6(1931)年生まれで78歳の”田さん”と昭和10(1935)年生まれの二人だから、【紀元節】ですかねなどと昔をちょっぴり思い出して
私 『年の始めのためしとて終わりなき世の楽しさは・・・』と正月に学校へ式典の為に出
た?かも知れない、その時の合唱曲?を口ずさんで』
私 『所で紀元節の歌はどうでしかね』
とお聞きしたが、さすがの田さんも記憶がないようでした。
それからちょっとの間年齢などの話をしあって、改めて田さんの日課?であるいのしし撃ちについて、私の方からお聞きしました。
この三田市では国立行政法人の中央病院から県立有馬富士公園あたりはいのししの保護区になっているので、狩猟は禁止であり、福島大池と国道176号線の間の地域と山にはいのししが大変多くて、うじゃうじゃいるそうだ。
そこにある富永病院の前辺りにも徘徊しているらしい。
出あったらご近所の方々はさぞ吃驚していることだろう。
夏のいのししの肉;
この保護区は年中禁猟である事は勿論のことでしょうが、農家の保護の為申請があれば駆除の許可が下り、田さん達に狩りのご依頼があるそうだ。
私 『夏のいのししなんて美味しくないから始末にこまりませんか?』
田さん 【脂の乗ってない肉の(食用としての)需要もあるらしくて、いのしし肉の専門店が
引き取ってくるよ】
【冬脂が乗っていた部分が皮となってね厚くなっている】
私 『なるほどね』
田さん 【いのししはミミズが好きで、ゴルフ場の芝生を掘り返してゴルフ場をこまらせる】
私 『在職していた会社が農業資材の被覆材を持っていて、関が原のゴルフ場から被
覆資材によるいのししのグリ-ン荒らし対策を求められた事があり、いのししが
あの牙でグリ-ンを掘り返すので被害甚大らしいですよ』
田さん 【ゴルフ場には、だからいのししが多いよ】
【有馬富士カンツリ-?の場合、事務所の床下に1匹生息していて、田さんがそ
れを追い出して仕留めた話を事務員の女性にしたら吃驚して、信じられな~い表
情だった由】
意外にも人里に近い場所をねぐらとしているって本当らしい。
猪突猛進
田さん 【鹿はね1人でも撃てるよ、何故なら犬で追い出すと山を横に走り、ぐるぐる廻る
ので、一度逃がしても待っていたら帰ってくるので待っていれば良い】
【そこへ行くといのししは一度逃がすと直線的に山を抜け出してどこかヘ行ってし
まうので、その時は失敗に終わる、失敗しない為にいのしし狩りはグル-プで行
う習慣があるのもその理由だからだよ】
私 『猪突猛進とか表現されるように、曲がる事をしないんですね。』
『ところで、先日人と自然の博物館のいのししを見て写真に写してきましたが大き
いですね』
『あんなに大きかったら、向かってこられたら怖くて身動きできそうにありません
ね』
田さん 【ああ、あれわね、腹に詰め物をしているから大きく見えるんだよ】
私 『納得』
田さん 【普通は、あんなに大きくはないが犬に追いかけられて向かってくる時は、毛をそ
ばだたせて大きくみせるし、実際子牛みたいにデカイのもいるよ】
いのしし狩りが日常の仕事
田さんは、今では日常の仕事として狩りに従事しているそうです。
さすが狩人の誰や彼やの話題からいのししなど動物の生態など該博な知識と情報をお持ちで、今朝もさらに話題が続きました。
足跡からいのししが何時ごろこの辺りに居たかなど推測ができますか?
1. 足跡がすっきり綺麗に残っている。
2. ややぼやけて見える。
どちらでしょうか?
正しくは2. だそうだ。
すっきり綺麗に見えるのは、風などで埃などが飛び去り綺麗に見えるからであって、
生々しいのは、ぼやけて見えるのが普通だそうだ。
兵庫県西脇市などのしゅりょう仲間とも交流があるらしくて、呼ばれていって《ここには居ないはずだ》と地元の訳知りが宣言した場所で、早速数頭仕留めて驚かせたことなども
秘話としてお話してくれました。
田さんが78歳まで長生きして且つ健康で居れた秘訣は、いのしし猟に行って山に登り降りることが元になっているとお考えでした。
私から見て日々武庫川縁を自転車で1時間半ほど散歩をされ、市内の各地へ出かけるのも大半自転車を使用されている事も加わっているものと見ました。
田さんは長い間バスの運転手であり、お仲間知人にはタクシ-など平素車の利用が常である方々が多くて、退職が比較的短命であるので、その原因として足腰の衰えを推測しているらしかった。