御霊神社の狛犬のご紹介の前に一言感想を述べさせてください。
同好の皆様、どうぞ素晴らしい狛犬さん達をご紹介下さい。
このブログの欄に【クチコミ】にそってアップするかどうかを求めており、最近私は『狛犬との出会いを楽しむ』と言う【クチコミ】テ-マ作りを行い、時々アップさせていただいておりますが、今朝もこの【クチモミ】の部分を空けてみましたら、私が投稿した物のみ紹介されておりました。
先般、長野県のある方のブログを拝見したら、長野県だけでも約1000対(或いは1,000個)の狛犬が存在している・・・とありましたように、各地に素晴らしい狛犬さん達がいて、それを眺めて頂いたら、その素晴らしさに虜になる方が沢山いらっしゃる事と思います。
どうぞ素晴らしい狛犬さん達のご紹介をお願いします。
昨日10日(月)、遅れていた家庭菜園の作業もほぼ一段落で早朝のジョギング、ウオ-キングも出来ることになりましたので、その助走的な意味でゆっくりと歩きました。
体の手入れといま一つの狙いは、歩いて約30分の距離にある御霊神社のご本殿の廊下にあって、向かい合っている木製の狛犬達の写真を出来るだけ近距離から撮影させてもらう事にありました。
その写真:
(1) 向かって右側(獅子) ご神体から見て左側のこの獅子がえらいらしい。
再建が1470年というこの御霊神社の狛犬 向かって右側です。
1470年(文明2年)室町幕府の足利義政が将軍の時代らしいが、世の中はかな
り不安定な状態と思われます。
その時代にこの御霊神社が再建され、この狛犬が彫刻されたとすると、この貴
志一帯にはかなり安定した勢力が居たものと推量されます。
あまり近くから撮影する事は失礼に当たるので、十分な事はわかりませんが、
この写真からもこの狛犬は威風堂々りっぱな狛犬だと思いました。
(2) 向かって左側の狛犬
胸を張ってまさにご神体を悪魔などから護っている気概が横溢しております。
少なくとも鎌倉時代までは、このように木彫りの狛犬が普通で、この場合有り様な
『獅子・狛犬』の一対であったそうです。
(上杉千郷氏-日本全国獅子・狛犬ものがたり)
この場合、獅子には角が無くて、狛犬には角があったようです。
そこでこの狛犬を拝見致しますと、角が写っていませんが、どうやら元々は角が
有ったようです。
(2)-1 長年の風雪で角が剥がれてしまった。
(2)-2 何らかの理由で人為的にはずしてしまった。
いずれにしてもこの狛犬達が貴重な存在だああるように見受けました。
今年から三田市立高齢者大学・大学院でいろいろ学習できる機会をいただいておりますが、かなり小さな神社にもご本殿の中などに貴重な木彫りの狛犬が保存されているらしくて、この土地の歴史的な長さをこれから学ばせてもらえる事になりそうです。