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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年01月05日
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012年11月に厳島神社へ参拝してから観光客で賑わうこの島の一部も歩いた。

その時に厳島神社の東側の街を巡ったまた神社へ戻ったがそこで出会った猿らしい狛犬
猿の狛犬
「猿らしい狛犬」と書くと、このブログへ遊びに来てくださった方の中で眉をしかめる方が

いるかもしれないが、狛犬に関する有名な著書

「日本全国獅子狛犬ものがたり」上杉千郷著

116ペ-ジに「狐は狛犬のもう一人の主役」と記述しておられるし、狛牛、狛虎、狛ねずみが

神様を守って神社に鎮座している様が沢山の写真とともに提供されている。

◎ ◆

ここから先は私見ですが、この申の狛犬も元々はこの厳島神社の境内に置かれていたのかも

しれないし、あるいはどこか猿が神様になっている神社があってそこの境内にあって神様を

警護する役割についていたのかもしれない。

裏付けが無いのであくまでも「独断と偏見です」が、上杉千郷氏の著書を拝読してから狐、

牛、虎などが「狛犬」になっていることから言えば、十二支の一つ、今年の干支の猿(申)が

「猿の狛犬」として彫刻され、設置されていた神社が在っても可笑しくないと思います。

Θ ◎

2012年に訪れた厳島神社

両部鳥居 干潮で海の底から鳥居が見える風景
干潮時の両部鳥居
鳥居の根っこは土中には埋まっていない。其のままで流されない、倒れない工夫がすごい。

神社とその風景
両部鳥居と厳島神社
船でこの島へ渡ると、左の船着き場から上がり、狛犬などの出迎えの中、神社へむかう。

厳島神社とその関連施設に参拝しているだけでも大変なのに、海の中にあってなんとも

素晴らしい景観となっている両部鳥居形式のこの大鳥居のすごさもその都度書きたいこと

があるが、ここは一般に「狛犬」と呼ばれることに何の違和感もない狛犬が沢山設置され

ているのでその狛犬達をご紹介したい。

1. 玉獅子型の狛犬(広島型) 玉乗りとも言われているはず。
       玉乗り型狛犬・阿形
       一般にご神体に向かって右側にこのような口を開けた阿形狛犬が見られる

       玉乗り型・吽形

     お寺さんの仁王門に見られる仁王が阿吽の形式であり、その流れが狛犬に見あれれる。

2. 構え型の狛犬(出雲型 島根県)
       構え型阿形-2

       構え型・吽形
        身構えていて、一気に飛び掛かる姿勢と言えばぴったりのポ-ずだ。

    島根県の出雲地方に多く、宍道湖畔で採掘される「来待石という軟らかい砂岩で出来

       ています(日本全国獅子狛犬ものがたり 21ペ-ジ) 

        厳島神社のこの構え型が来待石による作品かどうか不明ですが、21ペ-ジに掲載い

        されている島根県・熊野大社のそれは上の写真によく似ております。

3. 有名彫刻家のブロンズ狛犬
        ブロンズ・阿形
        阿形狛犬。

        吽形・角在り
        時代の変遷と共にこの角が無くなったが、芸術家達は伝統の形式を重んじたらしい。

      横から見て頭上の角が分かりやすい写真
        ブロンズ・横顔

        厳島神社の前庭に置かれているブロンズ製狛犬 ここでは阿形(例)
         ブロンズ狛犬。阿形-2
         ブロンズで作られた狛犬は一体のみでなく、数多く作られていて全国に普及している

         かもしれません。正確な情報でもありませんが多くの有力な神社でこの形式のブロンズ

         狛犬に出合うように思います。

        こんな狛犬も
         阿形・独自

        
        吽形の狛犬ですが、全体に丸まっていて、目鼻立ちがややはっきりしない
        吽形で独自

 

◎ Θ ◆

多分私が見た狛犬は、厳島神社境内やその神域に見られる狛犬の一部であるかもしれない。

この歴史の古い神社の境内にはたぶん様々な狛犬が献納されて設置されていることだろう

が、時間が限られているのでこれだけ写真を撮るのがやっとの事だった。

狛犬は子供の頃からなじんでいる。

しかし、最も狛犬に惹かれるようになった動機と言えば厳島神社の境内でも見られた狛犬

島根が元になっている「構え型狛犬」と子犬を胸に抱いた狛犬、いずれも島根へ向けて

夫婦で旅した時に出合った狛犬の形式でした。

生まれて初めてこの異様な狛犬の構えに驚きを隠せなかった。

この地方で撮れるある石が、大変彫刻しやすい石であり様々な形式を生み出しやすかった

事から生まれた形式らしいが、この度だけでも(@_@)するのの十分だった。

子供を抱く狛犬は今では大元になっている中国の狛犬の一つの形式が日本へも伝わり、

発展したらしいことが長崎市内で出合った中国渡来の狛犬で理解できたが、近年では福井市

へ旅した時、この子供を抱いた狛犬に出合ってその広がりが分かった。

Θ ◆ 〇

獅子・狛犬でない狛犬の例

1. 狛(コマ)牛、狛ねずみ、狛狐、狛虎など(上杉千郷氏の著書より)

2. 三田市内で見られる一般的な狛犬でない狛犬

  三田天満神社: 狛牛(上杉千郷氏)
       狛牛

2. 南ヶ丘・稲荷神社 狛狐
       狐の狛犬
      この狐の狛犬は全国津々浦々で見られるのではないでしょうか。

猿らしい狛犬の彫刻に出合いましたので、一般に狛犬と思い込まれている獅子狛犬の形式

のみならず、稲荷神社には狐の、また天満神社にはご神体に合わせて牛の狛犬も置かれて

いて、ご神体を守る役割についていると思われます。






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最終更新日  2016年01月08日 05時59分00秒
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