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テーマ:こま犬との出会いを楽しむ(47)
カテゴリ:趣味 1 こま犬の観察と写真撮影
これまで度々触れてきました夫婦のフルム-ンの旅で、秋田県の角館・青森県の弘前市の桜を満喫する企画が、この春の異常気象で完全なまでの空振りで、弘前でも訪問先を選択せざるを得なくなりました。 弘前市では、出発前から家内の頭の中には『最勝院の五重塔見物』があり、私の頭の中には、都合がつけばこの弘前八幡宮の「福井県の笏谷石」で出来た有名な狛犬など珍しい狛犬類がいろいろありそうなので、どこへいけるか不明ながら、事態に対応して取り組んでみようとおもっておりました。 股関節に疾患のある家内にとって、北国のこの寒さはさぞ厳しいものがあるとおもいますが、決められた旅程の中、頑張ってもらいました。
弘前市の需要文化財に指定されている笏谷石の狛犬
たくき よしみつ氏の文・写真による『狛犬かがみ』の中で、越前かむろ(禿)と命名されていたこの狛犬を目前にして呆然自失、興奮というよりもただ歩き回ると言った有様でした。 1. ご本殿の中に安置された貴重な狛犬とばかり、思い込んでおりましたところ、ご本殿 2. 予想よりも小型だった。 3. たくき よしみつ氏の著書を拝見すると、青白い石の肌が大変綺麗でしたが、その おかっぱ頭だとして、これにかむろ(禿)を当てている たくき よしみつ氏の命名が今日定着しているかどうか不明ですが、弘前八幡宮を出て帰る際、神社のご説明文にもこの狛犬が弘前市の重要文化財に指定されている事が告げられておりましたから、地元では良く知られた存在であろうと思いました。 私も自分が撮影してきた写真の2枚を拡大して観察いたしました。 屋内にあることと大変有名になってきて管理も十分にされてきた結果だと思われます。 もう一つ、たくき氏も言及されておりますがあの有名な北前船が出羽の国から日本海を通って瀬戸内海、大阪へ米を運ばせるのに成功したのが1672年(寛文12年)なので、この狛犬の1664年(寛文4年)の古さと、公式の船便がない時代に福井県から青森県まで運ばれた事実の重みがある・・・同感ですね。 何故狛犬が普及し始め、木製から石造へシフトしていったかなど、今の私には分りませんが、たくき氏はこの狛犬に現在の石造狛犬と木製狛犬をつなぐ一つの例だとみなしているようです。 弘前八幡宮の宮司さんに御礼申し上げます。有難うございました。 また、こんな私の紹介文でもお読みいただきこの弘前八幡宮をお訪ねを企画される方がいらっしゃいましたら、この弘前八幡宮には、このほかにも貴重な狛犬があるらしいのでどうぞ事前にお調べ願います。
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最終更新日
2010年05月12日 10時41分41秒
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