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テーマ:暮らしを楽しむ(388271)
カテゴリ:ウオ-キング・ジョギングと散歩
三田市のあちこちをウオ-キングしていて目につくことがいろいろある。 1. 様々な野草の生きざま 2. 神社と狛犬、布団太鼓 懸魚 3. 野鳥、中でも渡り鳥のあれこれ 4. 三田固有と言われる妻入りの建物 左に白壁の土蔵が立っている例もあり、堂々たる屋敷となっている。 神社の屋根の鰹木に似た屋根おさえが見られる例 江戸時代など特例を除き、民家は懸魚を取り付けることは許されていなかった。 その他、消火の御呪い? 懸魚のさまざまや神社仏閣の建物に見られる蟇股や虹梁も彫刻 など興味は尽きません。 今回は、昨年春先、大原から錦幸園横をぬけて田んぼ道を歩き貴志御霊神社へ歩いた 時に偶然目に入った 妻入り建屋の屋根の吹き替えの様子 金属板の屋根材の下には果たして茅葺の屋根が残っているかどうか。 その屋根の張替の始まりから完了まで写真撮影が出来たので、ここにその写真をご披露 させてもらって平素の疑問の解明に努めた。 屋根の吹き替え中の民家 2015-03-02に出合った 今回、その覆いの張替を始めたと推定している。 新しい垂木の格子 その下に古い茅葺の状態が見える 軽いうえにそれ自体が呼吸するので、冬は暖かく夏は涼しいさを保つ役割もある。 長い間、この地方に見られた茅葺屋根の民家がその茅葺を残したまま、その上に ◎ ◆ 28年前に三田へ移住してからこの鉄板覆いの屋根の下がどうなっているのか? ずっ大疑問を抱いていて28年ぶりにその謎を解く機会が来たわけでした。 今回の出合いでそれが氷解した。 そう。茅葺屋根がきちんと残っておりました。 残る疑問はなぜ妻入りが多いか? これは次に課題に置いておきます。 冬は暖かくて、夏は涼しい、最も合理的な素晴らしい構造だと思っています。 上の写真の作業に続くその後に進行具合 この辺の作業は見事な晴天のもと順調に進んだことだろう。 4月 日 ウオ-キングで通過してみたらすべて終わっていた。 茅葺民家だとされている。 カイズカイブキの良く育った垣根に囲まれて見えないが、それなりにお庭があって 日差しが玄関に届いていることだろう。 また、この三田固有の妻入りの茅葺民家から発展した鉄板覆いの建屋は、様々な様式の 塀に囲まれている例が多い。 国道176号線沿いの塀 その上、場合によっては白壁の土蔵蔵と倉庫などが備わり豊かな感じが多い。 この写真は屋根の張替を最初に見た2015.03.02 撮っておいたものですが、国道 176号線沿いに歩き撮影した場面です。 ◎ ◆ 〇 余談ながら: 茅葺の屋根が古くなるとどうなるか? 勿論草が生えるだろう。 その上、カブトムシの幼虫(私の故郷、高知では”ゴンジュウ”と呼んでいた?) が育つなど、次第に土に近づくように思います。 屋根は釘を使って組み立てているか? 三田の民家の例では、解体ご新築などの場面を見ておりませんから分かりませんが 田舎の我が家では納屋(倉庫と牛馬の部屋、2階は作業部屋)の解体と瓦ぶきへの 変更がありました。 茅葺屋根の部分はすべて縄で括り付けており、釘は使用しておりませんでした。 萱を取り払い、縄をほどいていった際、屋根がギイギイ鳴り、少し傾いたので 震え上がった記憶があります。 怖かったですよ。
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