4006694 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

三田のいのしし 見て歩き日記

三田のいのしし 見て歩き日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

さんだのいのしし

さんだのいのしし

カテゴリ

コメント新着

ななちゃん@ Re:名前の分からない黄色い5弁の花について(05/23) コナスビではないでしょうか
ななちゃん@ Re:名前の分からない黄色い5弁の花について(05/23) コナスビではないでしょうか
青木 考@ Re:睡蓮の花とネナシカズラの話です。(09/14) ブログ主様、 (ニホン)ネナシカズラが生え…
く~ちゃん@ 心配してました 長らく更新されなかったので、心配してま…

フリーページ

お気に入りブログ

乾燥防止と保温(?… New! グランパ3255さん

「しろうと自然科学… しろうと自然科学者さん

山野草 則利写真館 のりちゃん4752さん
猫のひたい nemuricoさん
路上観察 タマ君1144さん

カレンダー

ニューストピックス

2016年02月08日
XML

三田市のあちこちをウオ-キングしていて目につくことがいろいろある。

  1. 様々な野草の生きざま

  2. 神社と狛犬、布団太鼓 懸魚 

  3. 野鳥、中でも渡り鳥のあれこれ

  4. 三田固有と言われる妻入りの建物

            有馬富士の近くで出合った民家と屋敷のたたずまい。2015.01.14
            民家
    妻面の下に入り口がある。右側に別の棟の家が建ち門構えの塀に囲まれている。

           左に白壁の土蔵が立っている例もあり、堂々たる屋敷となっている。

           神社の屋根の鰹木に似た屋根おさえが見られる例
           鰹木が載っている例
           妻面に屋根下に懸魚のかわり? 家紋が飾られている例も多い。

           江戸時代など特例を除き、民家は懸魚を取り付けることは許されていなかった。 

その他、消火の御呪い? 懸魚のさまざまや神社仏閣の建物に見られる蟇股や虹梁も彫刻

など興味は尽きません。

今回は、昨年春先、大原から錦幸園横をぬけて田んぼ道を歩き貴志御霊神社へ歩いた

時に偶然目に入った

   妻入り建屋の屋根の吹き替えの様子

   金属板の屋根材の下には果たして茅葺の屋根が残っているかどうか。

その屋根の張替の始まりから完了まで写真撮影が出来たので、ここにその写真をご披露

させてもらって平素の疑問の解明に努めた

         屋根の吹き替え中の民家 2015-03-02に出合った
         垂木の格子
         何年、或いは何十年前に下に見える茅葺屋根に鉄板の覆いをしていたと思われる。

         今回、その覆いの張替を始めたと推定している。
 
         推測ですが,昔空気抜きを兼ねた格子が取り付けられていた妻面の旧部分も見えている

         新しい垂木の格子
         工事人が屋根の上に

         その下に古い茅葺の状態が見える
           残滓
           長い間、鉄板の屋根覆いに保護されて残っている旧茅葺の屋根材の現在の姿。

           軽いうえにそれ自体が呼吸するので、冬は暖かく夏は涼しいさを保つ役割もある。

           ◆ 〇

          長い間、この地方に見られた茅葺屋根の民家がその茅葺を残したまま、その上に

         
新規に鉄板の屋根を載せている方式が発展して今日に至っていると思います。

          ◎ ◆

          28年前に三田へ移住してからこの鉄板覆いの屋根の下がどうなっているのか?

          ずっ大疑問を抱いていて28年ぶりにその謎を解く機会が来たわけでした。

    今回の出合いでそれが氷解した。

          そう。茅葺屋根がきちんと残っておりました。

          残る疑問はなぜ妻入りが多いか? これは次に課題に置いておきます。

          ともかく

          冬は暖かくて、夏は涼しい、最も合理的な素晴らしい構造だと思っています。

上の写真の作業に続くその後に進行具合

    妻面の取り付け
         妻面の屋根に家紋入りの部分を張り付け 2015.03.17の写真

         軒先を残して葺きおわり
         軒先を残して屋根全体の貼り付け完了 2015.03.25 写真

         この辺の作業は見事な晴天のもと順調に進んだことだろう。

         4月 日 ウオ-キングで通過してみたらすべて終わっていた。
         改築終わり
         妻面がほぼ東を向いた構造になっていて、その下に入り口があるのが三田固有の

         茅葺民家だとされている。

         カイズカイブキの良く育った垣根に囲まれて見えないが、それなりにお庭があって

         日差しが玄関に届いていることだろう。

また、この三田固有の妻入りの茅葺民家から発展した鉄板覆いの建屋は、様々な様式の

塀に囲まれている例が多い。

国道176号線沿いの塀
塀

その上、場合によっては白壁の土蔵蔵と倉庫などが備わり豊かな感じが多い。

この写真は屋根の張替を最初に見た2015.03.02 撮っておいたものですが、国道

176号線沿いに歩き撮影した場面です。

◎ ◆ 〇

余談ながら:

茅葺の屋根が古くなるとどうなるか?

  勿論草が生えるだろう。

  その上、カブトムシの幼虫(私の故郷、高知では”ゴンジュウ”と呼んでいた?)

  が育つなど、次第に土に近づくように思います。

屋根は釘を使って組み立てているか?

      三田の民家の例では、解体ご新築などの場面を見ておりませんから分かりませんが

      田舎の我が家では納屋(倉庫と牛馬の部屋、2階は作業部屋)の解体と瓦ぶきへの

      変更がありました。

      茅葺屋根の部分はすべて縄で括り付けており、釘は使用しておりませんでした。

      萱を取り払い、縄をほどいていった際、屋根がギイギイ鳴り、少し傾いたので

      震え上がった記憶があります。

      怖かったですよ。





   

 

         


 



 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年02月12日 16時00分44秒
コメント(2) | コメントを書く
[ウオ-キング・ジョギングと散歩] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X