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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年02月12日
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2月8日(月) よく晴れてこれからご紹介する茅葺の民家も綺麗に撮れました。

おおよそ10Kgの荷物(本など)を背負い、急坂の上り下り、いい運動になると”やせ我慢”。

この往復で12000歩あまり、やく10kmと見ました。

最初に撮影したのは、古代の都奈良に縁のある三輪神社、その鳥居の記録部分
文字国道176号線すぐ傍

この文字を読みますと。

  元禄14 辛巳(シンシ、かのとみ)年二月建立 (1701年)
      今度阪神淡路大震災ニヨリ再建

      (元禄14 かのとみの年  二月 之を建てる) 

この鳥居に刻まれた元禄14年と言う文字から思い浮かぶことが様々にあります。

徳川幕府も5代綱吉公の時代、この年の三月江戸城の松の廊下で播州赤穂の殿様が

吉良
上野介に切りかかり、即日切腹を命ぜられた年でした。

また、干支でいう辛巳の年は干支の組み合わせで21番目で、「かのとみ」とも表現され

ますが、天満神社の鳥居にも元禄14,15年の刻み文字が見られました。

ほぼどの鳥居も住民の寄進でしょうから元禄の頃、住民の民力が揚ったとも考えられます。

番外札所花山院への道案内
花山院への道案内
三輪神社へ上る石段の右横に、ひっそりこの道案内があることを今はじめて発見。


(この花山院は花山院天皇(のちの上皇)の墓地でもあり、その宝篋印塔があると

   伝えられております。西国33番札所の番外札所として巡礼が足繁く訪れた、今も

    訪れているはずです。この他にも花山院の道案内が多い)

この神社の右横に沿って上ると花山院や永沢寺のある地域に通じる道があり、現在の

三田ゴルフ場の角にも古い道路標識などが残っている。

三輪神社の社務所
社務所
かなり立派な社務所で、今、フト思った。

江戸時代以前にはここに別当寺があったかもしれない?

このクラスのお宮さんでも神主さんなどが事務所などに詰めていないので、ここの別当

については、後日調べたい。

社務所の屋根に見られた梅鉢懸魚
梅鉢懸魚

◎ ◆

この鳥居の下をくぐり、国道176号線の交差点を渡って三輪神社の門前町で、かつて繁華な

商店街があったと伺われるまっすぐな道を南下、JR三田駅近くの街を通り抜けて(中央町)

南ヶ丘へ向かう。

その最初のとっつきが、旧大歳神社で今もすべたが残っているが、その神様は天神町の

三田天満神社へその他の神様と共に合祀されたと言い伝えられている。

中央町の道路にあるマンホ-ル蓋
マンホ-ルフタ

マンホ-ルの蓋がなぜ丸いか? 何かに理由で開いても絶対に穴に落ちないからだ。

◎ ◆

武庫川を渡って最初の商店街に昔風に言えば「古道具屋さん」があった。

そこで獅子の置物を発見

       その1
        獅子-1

     
        少し角度を変えての1枚
        獅子-2

いかにも古道具屋さんの店先らしい商品で、ご主人もこれは(あくまでも)獅子の置物

ですといった感じのご説明でした。

長い間この前を通過して図書館や中央公民館へ通ったが、立ち止まったのは今回が初めて。

次に見たのが、設楽焼の狸

       いつ見ても楽しい!
       狸スマイル
       大笑い

まだまだ楽しい掘り出し物がありそうだった。  

◎ ◆

三田町には江戸時代などに支配者がこの地の集めたお寺が並んでいるが、この日は観察

しながら通過。詩人三好達治さんが少年時代に過ごしたとと堪えられている日蓮宗妙三寺

もこの道路沿いだ。

南ヶ丘町へ入った。

ここにも昔から在る南ヶ丘大歳神社が鎮座している。

不思議な表現になるが、この神様は天満神社へ合祀されていると天満神社に記録されて

いるのに、建物も2組の狛犬、さらに木彫りの狛犬もそのまま残っているはずだ。

古老にでも出合った時に経緯を聞いてみたい。八頭稲荷もここに鎮座。

ほぼ5km歩いて図書館が近づいた。

そこにある茅葺屋根の家
平入民家
現在、どなたかお住まいかどうか、ふめいですが妻入りではなくて平入の民家です。

屋根のトップは千木が載せられている。(知らないので鰹木と書いてきた)

少なくとも当分の間、使用が可能なお宅に見えた。

その近くに堂々たる鉄板葺き、妻入りに民家の屋根が見えたので撮影
鉄板葺き

しばらく歩くと図書館に到達できる。

図書館では9冊返還し、9冊お借りして帰宅した。

健康の為に歩く距離として、かなり良い距離を歩いたと思っている。

◎ ◆ 〇

こうして歩きながら観察したり、写真撮影をしたりして整理しながら考えることは

人々の生きざまの事で、知らないこと、気が付かないことが多すぎるのでこれからも

市内を駆け巡って少しでもその息遣いに迫り、ひいては故郷高知県は四万十町の

生きざまにも思いをはせたい。






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最終更新日  2016年02月14日 10時02分58秒
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