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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年06月16日
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6月11日 日曜日 08:40頃 庭にあるビワの実が熟れ始めたので写真を撮って出発した。

庭のビワの実  

"麦秋"と呼ばれる今の季節、ビワも熟れるんですね

 

   この木の実、熟れても食べたことはあまり記憶がありませんが稔ったらやはり嬉しい。

この日のウォ-キングの心づもりとしては、福島大池で出合ったオオバギボウシ(大葉擬宝珠)

の花の名前の元になっている擬宝珠は橋の欄干などに設置されているので、歩く中でできれば

その擬宝珠(ギボシ)の写真を撮りたい、そう願って歩いた。

 オオバギボウシの葉 2017.06.09撮影

  

   この葉が擬宝珠に似ていることはすぐに理解ができましたが、橋の欄干とそこに飾られる

   擬宝珠の実物を久しく見ていなかったし、写真も無いのでこれからのウオ-キングで見つけ

   たいと思った。

家から県道の三輪-後川線に沿って下ると三輪には来迎寺(曹洞宗)がある事を15日の歩きで

思い出したが、道からそれているので11日の時点では忘れていた。

国道176号線三輪交差点の傍にある三輪神社には何か擬宝珠の写真が撮れるものがあるかもしれ

ないと気が付き、道路を離れて立ち寄った。


 三輪神社は道路の並びに社務所があり、神社は階段を上った山の端にある。

   社務所前の常夜燈

  

   享保十三戊申年九月吉日(正しく読めたとすればです) 西暦1728年で将軍は八代吉宗公 

   戊申はツチノエサルと読み、干支では48番目でした。

 階段の左側の常夜燈には、その上に擬宝珠に似た物が載っていることに気がついたが、階段上

   の境内には常夜灯と共に欄干に付けられた擬宝珠があるかもしれないと思い、石段を上った。

あがってみると境内には常夜燈が沢山あったが「欄干の擬宝珠」は無かった。

そこで、常夜燈の撮影とその上の擬宝珠(ギボシ)を撮りました。  

   石灯篭(常夜燈) その一

  

   石灯篭はこの写真では2基見えるが、この境内だけでも他に沢山あった。たぶんその全てが

   奉納されたもので、常夜燈と刻印し、奉納者の名前と年月が刻印されている例が多い。

 上掲の石灯篭の形と少し違うデザインのもあります。

  

   全てに宝珠が見えるが宝珠の下の部分は違っているようです。

   石灯篭の飾りは ”擬宝珠” ギボシに似ているが、厳密な意味では”擬宝珠と呼ばないかも

   しれない。花のオオバギボウシの葉の形の名づけの元になっている発想そのものとしては
   こだわる事はなさそうです。

   しかし、せっかくですからどこかで橋の欄干塗装の上に乗っかっている擬宝珠の写真は撮り

   たいと思った。

      

厳密な意味で擬宝珠、ギボシと言う言葉をこの灯篭の頂にある丸い物にあてはめてよいのか?

など、15日までにいろいろ調べました。

   1. 昔のお墓である五輪塔(別名 五輪卒塔婆、五解脱輪塔)を見ると石の灯篭も橋の擬宝珠

         も五輪塔など仏教の施設から生まれた物かもしれない。

         五輪塔 ウイキペディアの写真を利用させてもらいました。

        

        下から地輪は方形(六面体)、水輪は球形、火輪は宝形屋根型、風輪は半球形、空輪は

         宝珠形。(ウイキペディア 五輪塔から引用)

        ( インドから中国経由で日本にも伝わってきた歴史的な物であり古代からこのデザイン

         が仏教や神社などに応用されたものと思われます)

   2. 五輪塔は下からそれぞれ名前が付いておりますが、一番上は空輪で「宝珠形」 をしてい

         るとされております。

   ともかく常夜燈も大変よく似た形になっており、我々の祖先にとって心の落ち着く姿になって

 いたことだろう。

15日のウォ-キングで曹洞宗の来迎寺の存在を思い出しました。 

   そこで境内からお寺に上がる橋(階段)とその欄干に載る擬宝珠を見つけました。

   

   擬宝珠 もっとそばで見る

   

  この擬宝珠がオオバギボウシの名前の元かもしれませんね。

こうして宝珠を基にした擬宝珠を横から見た形が花、オオバギボウシ(ユリ科ギボウシ属)の

名前の元になっている事を理解し、同時に五輪塔や宝篋印塔、常夜燈などにおいて様々な形で

関係しあっていることも分かりました。

但し、その読みとなるととてもすべて理解できるというものではありませんでした。ここでは

ミスもあるかもしれませんがご容赦願います。

さて、

三輪神社の門前町を通過して、しばらく歩くと武庫川にさしかかるが、その前に恒例のマンホ-ル

蓋の撮影を行った。

昔このマンホ-ルの写真は数回撮ったが、やはり撮る気になった。

     

   中央町でお地蔵さんが左手に見える広場の横、道路がちょっと変わってますね。

   詳しいことは確かめておりませんが、たぶんコンクリ-トの上に何かを加えた道路の下に

   下水道がある現場。

ここ(中央町)を過ぎると武庫川が間近です。川沿いにも道路がありまず。

車瀬橋を渡ると三田町で、橋の間際のお店には、少し大きな狸の置物(たぶん信楽焼だろう)
  

三田町はお寺が集まっている街で、詳しき聞いたことが無いが、おそらく江戸時代に九鬼藩の

政策でここに集められたのではないでしょうか。
わが家から南ヶ丘町の市立図書館まで片道が約5m、その中でこのお寺のある街の辺りで、家か

ら4kmぐらいか。

この後、妙三寺に続いて道の左右の違いがありますが正覚寺や西方寺があり、さらに歩くと

南ヶ丘にさしかかり、その常夜燈と刻印、安政四年の狛犬とその年代刻印の事、

又、お地蔵様などについて様々な関心を纏めたいと思っておりますが、長くなりすぎるので

今回は此処までにさせてもらいます。

次回は6月11日のウォ-キング、お寺の街から図書館までと帰宅前の友が丘で見た花などについて

纏める心づもりです。

◎ ◆ ×

  

   






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最終更新日  2017年06月16日 13時44分06秒
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