[STAR WARS]ヒトの言語を話すキャラクターと話さないキャラクターとの、会話が成り立っちゃっている感じ
スター・ウォーズの魅力は、その豊富なキャラクターの種類にある。人間型以外にも、ウーキー族のチューバッカ、イウォーク族、サラスタンのニエン・ナンなど。アンドロイドのC3-PO、R2-D2など、どのキャラクターも味わい深い。
スター・ウォーズの劇中で、しばしば登場するシーンが、ヒトの言語を話すキャラクターと話さないキャラクターが会話をして、それが成り立っちゃっている状況だ。C3-POはヒトの言語でR2-D2に話かけるが、R2-D2は電子音で返すのみ。我々観客にはR2-D2が何を言っているのかわからない。当然、字幕も無い。でもC3-POは言語を理解した上で更に会話を続ける。C3-POの説明口調のおかげで我々観客は、彼らが何の会話をしているかを理解する。
このパターンは、ハン・ソロとチューバッカ、レイア・オーガナとウィケット、ランド・カルリジアンとニエン・ナンなどで見られる。最新作のフォースの覚醒でも、レイとBB-8が該当している。
共通の言語を持たずに会話を成立させている感じが、なんとも異国情緒を感じさせる。
また、チューバッカやウィケットのような動物的なキャラクターは、まるでペットと飼い主が会話をしている時のようなほのぼのした気分を誘う。
ペットのオーナーの多くは、ペットが自分を見つめて喉を鳴らしたり、鼻息をふんふんいわせたりする行為で、遊んで欲しいのかおやつが食べたいのかを理解し、「遊びたいのかい?OK、じゃあ遊ぼうか」なんて話かける。会話が成立しているんじゃないかしら。