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カテゴリ:テレビ
「泣いたりわめいたりできない」ヤス子(小林聡美)の言葉が今日も胸に刺さります。このドラマ、本当はすごく重いテーマだと毎回思うけど、ついつい見てしまうのは、小林聡美のコミカルさと山本太郎とともさかりえの明るさに笑えるから。
あと所々でてくる登場人物も魅力的で。数十円しか入っていない貯金箱を差し出して、飛行機に乗ろうとする子供には笑えましたね~ 10年前、死んでしまったはずの恋人と親友が、10年前の姿で現れる。自分は10年としを重ねていて、恋人からのプロポーズも断ってしまうヤス子。 ヤス子が、「昔は何でもできると思っていた。そのうち、100のうち10できることがあればいいと思えるようになった。それが年を重ねると言うこと」と言ってましたが、すごく共感してしまいました。 昔は、もっと私には違うことができるんじゃないのか?とか。私の人生こんなはずじゃないっていっつも思ってました。 ここ最近ですね。ヤス子と同じ気持ちになったのは。自分の限界をわかってしまったというか、無理しない自分が一番楽だと気づいたから。 楽することは何となくマイナスのイメージがあったんだけど、身体壊して、離婚してみてはじめて気づいた。頑張ってることに満足してない?って。でも結局、そのがんばることが苦しくて、頑張ってるけど成果が出なくてもがいてもがいて、頑張ることやめました。 ヤス子は10年の間に、自分の中で全部消化してきたんですね。どうしようもない現実をやっと飲み込んでやっと落ち着いたと思ったら、10年前の恋人が現れる。 その恋人と距離を置こうとするのは、素の自分に戻りたくないんだろう。いったん10年かけて消化してきた感情を出してしまったら、どうにもならなくなるからだ。しかもその恋人はあと数日できえてしまうかもしれないのだから。 私は泣いたりわめいたりするようになりましたが、未だに心の中にしまっていることがいっぱいあります。それを出すのはホントにこわい。いくつかはいつか、口に出さなくっちゃいけない時がくるのはわかっているのだけれど、まだ口に出せない。出してしまうことで、確実に私の人生が大きく変わるのがわかっているから。まだ口に出す覚悟ができてません。 口に出してしまえば、どんなに楽だろうって時々思う。 でも自分で判断するしかないんだよね。 ところで来週からドラマはどうなるんだろ? 教授の理論は覆るのか? 402便の乗客は助かるのか? 2人組の大量のお金は何か? やす子と哲は観覧車でチューするのか?(笑) とっても楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2006 10:06:44 PM
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