断食の真の意味。《天運》と《運命》
断食の真の意味について、スブドのラティハンをこの世界に伝えてくれたバパは以下のように述べている。(バパについては、http://www.bekkoame.ne.jp/~sam/SUBUD/origin.html)『神様は”郵便配達人”に私たちがこの世で生活するのに必要なものを配達させます。例えば、似合いの配偶者、子供、家、才能に合った職業、自分や子供たちの輸送手段(乗用車など)といったものです。配達人の鞄には私たちに必要なものがすべて詰まっています。彼は遅れないように熱心に配達します。しかし、ハートと知性の影響を受けて、私たちは性急にあれやこれやと、止めどもなく要求をふやして、いつも満足していません。そこで、私たちはのたうち回り、周囲に激情の濃霧を発生させます。そのために、配達人は私たちのところに来る道が判らなくなります。神様が私たちに与えようと望まれるのは《天運》です。本当は、私たちには天運こそが起こるべきなのです。人間のハートと知性が低級な諸力(鉱物力、植物力、動物力など)の影響を受け、天運に到達するのに必要な〈神様のご意志に対する全託〉を困難にするので、人間には《運命》が起こってしまいます。そこで、人間の生活が天運ではなく運命に支配されるのです。バパがスブド会員に断食するのを勧めるのは、食欲に支配されていない時には、皆さんの周囲の霧が薄らいで、郵便配達人が皆さんの所への道を見つけ易くなるからです。』ここにバパが述べられた事は、本当に真実です。断食には胃腸を清浄にするだけではなく、私たちのハートと知性に影響を及ぼす低級な諸力からの影響を弱めるという効果があり、その結果、私たちは、私たちの本来の「人間的な願い」を達成する可能性を高める事ができるのです。