前に中国の「下水油」(廃油?)の再利用の話を聞いたことがある。実際この「下水油」の定義がわからないのだけど、
地溝油は実際には広範な概念で、生活の中に存在するさまざまな品質の悪い油の総称。以下、3種類に分類できる。(1)狭義の地溝油。すなわち下水道に浮かんでいる浮遊物やホテル、レストランの残飯を加工し、製造した油(2)品質の悪い豚肉、ブタの内臓、ブタ皮から製造された油(3)揚げ物用の油として何回も使った後に、新しい油と混ぜて使われる物」(百度百科より)(http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20100810/Recordchina_20100810015.html?_p=1)
ということらしい、とにかく恐ろしくて、あの国のレストランで食べるにはけっこう勇気がいるな。
イタリア人はというと、輸入品が嫌いで(田舎の人たちね)、基本的に舶来ものにはまず疑ってかかる。
イタリアはワイン、オリーブオイル、パスタ、チーズ、ハムなど様々な食品を輸出しているので、表示偽装や内容成分に関する問題には厳しいです。
その中でも田舎に住むイタリア人は、自分で作ったオリーブ以外は買わないとか、そういう人も結構います。うちもそうです。ここへきてオリーブオイルは買ったこと無い。お店で売っているエクストラバージンオイルも、地元の人はあまり信用していません。でも自分で作ったものなら100パーセントエクストラバージンオイル。それで彼らも一安心。
この田舎者どもを小ばかにしていた私も、最近ではできたばかりのオリーブオイルを出来立てのパン(出来立てでないとだめ)にかけただけのものを、この時期に食べるのが楽しみになってしまった。
ってかうまいんだよね実際、前にもできたてのオリーブオイルが青臭いといったことがあるんだけど、そのほかにも若干辛かったりもします。そしてなぜだかバターの様でもある。
以前オリーブオイルを作った時の様子は ココ
夏の終わりくらいから今の時期にかけて、オリーブの実は左から右へとと色が変わる。モリーゼでは色の割合が黒っぽいのと緑っぽいものが半々になったころにつみます。地域によっては黒くなって自然に落ちるのを待つこともある。
↑このパンと取れたばかりのオリーブオイルの組み合わせは、ホントにおいしい。普段はイタリアを小ばかにしている私だけど、オリーブオイルに関しては認めてあげる。
↑9月の終わりごろに相方といつものウォーキングコースを歩いていたら林の間に葡萄発見なんでこんなところに葡萄の木があったのか知らないけど、もちろん速攻でゲット。田舎はタダの物も多いのだ。