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イタリアいなかまち暮らし

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2009.07.29
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カテゴリ:旅行・レジャー
今年、もうすぐ禁漁になるけど店を閉める予定はない。不景気で収入がないので、家賃を払う分だけでも稼ぐのに開けとこうという考え。魚は養殖物とティレニア海産や淡水魚(あまり人気ない)、バッカラなどで乗り越えていこうかと。

なので休暇をとらない代わりに、土曜日とかちょこちょこ勝手に閉めて3連休を作って、近郊にキャンプに行こうかと。というかすでにもう2回行ってます。2度も突然土曜日閉めてます(爆)

第1弾は、もう1ヶ月近くも前になっちゃったけど、サレルノの南、チレント国立公園Parco nazionale del Cilentoに行ってきた。
正確にはMarina di camerotaマリーナ・ディ・カメロータという町。ここは2006年にあてもなくたどり着いて(こちら)、むっちゃ気に入った場所だったので、今回再来。

南イタリアの海のよさ・楽しみ方は当時の日記にも詳しく書いた。また、トレミティ島で撮った写真が一番多いので参考に。5年前トレミティ島に行ったときの写真

今まで入った中で海がきれいなのはそのトレミティに、プーリアの先っちょサンタ・マリア・ディ・レウカ(イタリアをブーツとしてヒールの先っちょです)に、ここMarina di camerotaだった。プーリアならどこでもきれいかなと思って、モリーセに近いガルガーノに行ってみたらちょっとがっくりだった(日記を参照)
ちなみにモリーセの海はいまいち透明じゃないし、そもそも岩場がなくて砂浜がずーっと続いてる。私は岩場でシュノーケルで魚とか見る(浮き輪必須)のが好きだから砂浜は興味ない。

で、今回は冒険無しに、確実にきれいだと分かっているところに行きたかったのだ。
トレミティは車で行けないのでキャンプできない上に利便性が悪い。この島の町は本当に小さくて、島全体がリゾートっぽい。夏以外は人が住んでいないそうで、ローカル臭の漂わない島なので面白みに欠けるので、あまり好きになれなかった。
サンタ・マリア・ディ・レウカは距離的にかなりつらい。

それで気軽に行けるチレントに舞い戻ったわけだ。
とはいったものの・・・・地図で見ると近いのだが、結局実質5時間ぐらいかかった。寄り道や食事休憩しながらなので正確にはわからないが。サレルノまでは2時間足らずで着くのだが、そこからがまた下道になり、途中からひたすら狭い道で、深い山の中の道や海沿いの断崖をぐねぐねと行く。

そこまでしていくからこそ目的地も陸の孤島のような状態になってて、海もきれいなのだ。しかしかかる時間的に結局気軽でないことに行ってみてから気がついた(以前行った時はまずカラブリアに入って南下してキャンプ場を探した後、北上してうろうろとたどり着いたから時間が計れなかった。今回も道を間違えたので結局分からないけど)。

こんな辺鄙な場所だが、観光客というか、ビーチ客?が多いのか、キャンプ場が密集している。が、このあたりも夏以外は「だれもいなくなる」(地元の人談)らしい。

このブログを見ている人が、数多いイタリアの海の中からここに行くとは思わないが、一応情報。↓

我々の泊まったのはキャンプ場Villa Marina。海辺に行くには急な階段をひたすら下りて、岩場に囲まれた小さな砂浜が「キャンプ場のビーチ」なのだ。3年前来たときは違うキャンプ場だった。海へのアクセスは同じ要領。砂浜はなく岩場から海にダイブする形だったが、そのぶん海の色がきれいだったように思う。

3年前のキャンプ場と違ってこのキャンプ場は、海が見えて、アクセス階段にもっと近い場所にテントを広げられた。

残念なことにトイレはちょっと遠く、しかも匂う。(トイレについて、南イタリアのキャンプ場はどこも同じ。汚いか、古いかで気持ち悪く、便座シートもなければペーパーもおいてない。北イタリアの、ドイツ人の多いキャンプ場はちゃんと清潔にしているのに。)
ゴミ箱とシャワーはもっと遠くて坂道をかなり歩く。シャワーのお湯はふんだんに出る。
水道はテントのすぐ近くに一口あった。夜は電灯が付くはずだが、到着した日の夜、近辺の電灯は全部消えてて、夫がしつこくクレームしてやっと付いた。

これで(7月前半料金で・2名・1テント)1泊30ユーロなので、南イタリアのキャンプ場は割高。北イタリアやフランスではもっと安い上に清潔だというのに、きれいな海があるってだけで・・・。

この辺りは、車でどこまでもどこまでも行っても満足できるような郊外型大きいスーパーがなくて、郊外でも町中にあるような小さいスーパーだ。買い物はそういうとこに行くしかないのだが、いい肉は置いていない。大きなスーパーの肉売り場に慣れていると、まず食指が動かないほどしょぼい。野菜もぼろぼろに古い。魚屋は「海辺なのに」と腹が立つほど古い魚ばかり。次に行くことがあれば必ず都会(サレルノとか)で買い物して持っていこうと思う。

外食・・・というかスナックだけど、おいしいROSTICCERIA(おかず屋)がある。Marina di camerotaから隣町のPalinuroへ向かってずーっと行くと、もうすぐPalinuroに着いてしまうんじゃないかって思ったところに、左側に現れる。寂れた国道沿いの店って感じだが、昼食、夕食時には人だかり。

2009-photo 434.jpg
おいしい上に人もいい。奥さんもだんなさんもおとなしくて営業マンではないが、実直で、ぼったくりとかなさそう(あわせて2回行っただけなので保証はできないが)。
料理は家庭的。メランザーナパルミジャーナ、カネローニ、アランチーニ、ズッキーニの花のフリット、手羽先揚げ、そしてROSTICCERIAには欠かさない鶏の丸焼きがあった。3年前にひきつづき私たちは好物メランザーナばかり食べたが。
2009-photo 432.jpg
外のテーブルで食べたけど、パラソルが赤いから全部赤に染まってる。

Marina di camerota、町からの眺め↓
2009-photo 439.jpg
2009-photo 437.jpg

キャンプ場近くの海↓
2009-photo 444.jpg
左奥、キャンプ場の小さなビーチ。海へはそこから入った。
午前は一緒に行ったが、午後、夫がまるで日本人の女の子のように日に当たるのをいやがるのでしかたなく一人で行った。一人だと、もう、むちゃくちゃ見られる。見られ放題。白人専用ビーチですか?いや、「アジア人」に加えて、「ひとり」なんだもん。ひとりですか?一人で海入りますか?シュノーケルと浮き輪(マット)で(笑)

しかし浮き輪マットで漂ってたら、波が強かったので酔ってしまった。しかも水の中見て写真取るのに集中してたから余計悪い。30分ほどしたらもうへろへろに海酔いしてしまったので退散。(スキー酔いもする私。年々ひどくなるような気がする)

今回は1箇所でのんびりしちゃったけど、おすすめはボートで洞窟めぐりだそうです。そういえばトレミティでもサンタマリアでもボート借りて洞窟めぐったわ。洞窟を巡ると光の加減で海の色が輝いて見えるスポットに出合ったりする。今回しなかったのがちょっと悔やまれる。

右上の黒いのは非正規防水カバーをつけてるから。カメラが中で動くのでどうしても写りこむ。
てか別に陸の上から用意しなくてもよかったのに私。
そして初の水中撮影↓
2009-photo 425.jpg
2009-photo 453.jpg
2009-photo 454.jpg
↑よく見るとちいさいお魚が1匹いる。魚は小さいのがたくさんちょこまかちょこまかいて、大きめのもちらほらいたけど・・・なかなか写ってくれなかった。

2009-photo 467.jpg
帰りの日、途中の小さな町など見物しながら帰った。以前来たときも気がついてたのだが、この辺のパン屋や食料品店は外にショーケースを出してパンを置いている。他の州ではこういうのは見たことない。ショボ+レトロな感じで面白い。

このあとナポリの中国食品店で買出しして帰った。

2009-photo 474.jpg
チンゲンサイと空芯菜。恋しかったよ、中国野菜たち!

ZASAI.jpg
ローマじゃ見かけなかったものなので、買ってみた。(見落としてただけかな)。ザーサイの中に大根とかきくらげとかいろいろ入っている。
激ウマ。夫があれだけご飯もりもり食べるの初めて見た。ただし中国の加工食品はいろいろ危ないので、自己責任で!(笑)
すぐなくなった。写真を撮ってなかったので、空の容器にラベルを戻して撮った。

2009-photo 468.jpg
見たことないので買ってみたんだけど、これはハズレ。RIBE米みたいな味。






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Last updated  2009.07.30 02:32:29
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