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いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

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2020.12.13
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カテゴリ:【トカゲ】
​​トカゲさんのビタミンB1のことを記事にします。


 先日トカゲさんの健康相談を受けた際に
最初の文章で、「?」と思ったことがありました。



 トカゲ好きの皆さんで考えるきっかけになればうれしいです。



 まず、わからなかったのでTwitter先生に質問してみました。

  トカゲさんはビタミンB1必要のない動物なのかな?と


 ​もじゃさん​と言う方が解答いただきまして、
必要なんだということがわかりました。

 ありがとうございます。


 
グリーンイグアナやテグー等でチアミン欠乏症の報告を目にしたことがあるのでカイマントカゲにおいても必要と推測できます。野生化ではチアミナーゼ活性の高い餌のみを食べるといったことは少ないためその影響が大きくないのではと推測されますが飼育下で、限られた種類の冷凍魚、冷凍貝類、冷凍野菜を加熱せず、自然解凍で与えていればチアミン欠乏は起こるだろうとは思います。



 ということで、トカゲさんにもビタミンB1は哺乳類と同じように必要ということがわかりました。ありがとうございます。



 ご相談の餌で「
ムール貝、アサリ、エビ、冷凍ワカサギ、亀の餌のレプトミン、モニタフィード」

 と、有ったのですね。


 貝(ムール貝・あさり)、エビ、ワカサギにはビタミンB1を壊す
アノイリナーゼ(新しくはチアミナーゼ)が含まれているので
すごく気になったわけです。あれーって。



 たまに食べる生の貝などは良いですが
いつも生で貝を食べていると問題がいつか出てきます。


 アノイリナーゼ(チアミナーゼ)は山菜などにも含まれています。




 ビタミンB1不足は簡単な表現にすると
脚気の原因です。



 エネルギーを作る一つの酵素が減ってしまうことで
エネルギー不足等いろんな問題を起こすことになります。



 なので、このアノイリナーゼを含むものを日常食べていると
他の食材でビタミンB1が含まれていたとしても
選択的に壊してしまうので問題を感じます。


 それはビタミンB1が体で必要な量の100%を補給していたとしても、
​壊されてしまうので100%には足らなくなります。

 一日に必要な2倍のビタミンB1を補給しているとどうでしょう
壊されてどれくらい残るのでしょう。




 常にアノイリナーゼを含む食材を大量に与えるのは私はお勧めできません



 哺乳類ではそんな餌になることは考えにくいので
トカゲさんはどうなんだろうと思っています。





 トカゲさんはこの2年情報を集めようと本を触っていますが
余り熱心にしていないためかあまり良い本に出会えていません。
何か栄養や生理的に良い本があれば教えてほしいなーと思っていますが。



 まあ、参考になりそうなことを記してみたいと思います。



 ​赫茄子​さんは次の情報を教えてくれました

 

凍結及び解凍のプロセスでビタミンB1は破壊される。
さらにチアミナーゼの働きでビタミンb1は破壊される
 
 ​こちらのサイト​には


 

生の魚介類に含まれる、酵素チアミナーゼ (アノイリナーゼ)は、ビタミンB1を分解するため大量に摂取すると ビタミンB1(チアミン)欠乏症を発症する恐れがあるそうです。
この酵素は、加熱すると破壊されて安全になるそうですが、冷凍すると、強化されてしまうそうです!
チアミン欠乏症は人間でも起こる病気だそうですが、量を多く取らなければ大丈夫だそうです。



 このように紹介されています


 冷凍をするとチアミナーゼは強化される!(ビタミンB1は壊れやすくなる)


 


 私は安全策をとって生活をして行きたいなーと思います。
受け入れるリスクと、避けるべきリスクが存在しています。




 酵素はタンパク質とビタミンミネラルで構成されていますので
48度の温度をかけると酵素は壊れます。

 卵の白身が固まるようにタンパク質の変性が起こるからです。


 なので、袋に入れて湯煎して50%程度になって酵素を
壊すのも手かと思います。

 ただ、摂取したい酵素もあるので、我がままでもあります。

 摂取したい酵素の代表は消化酵素です。



 

 熱を入れると栄養素が壊れるという人がいますが、
熱を入れる時間で何%壊れるという一覧があるので
アノイリナーゼのデメリットを考えると熱は入れた方が私はいいと思います。


 煮たりすると栄養が外に出てしまうので、袋に入れて湯煎がお勧めです。


 トカゲさんがそれがいいのかわかりませんので
検討ください。



 ビタミンB1不足について情報を書いてみます
長くなるかもしれませんが、知らない人も多いと思いますので。


 私の著書「ペットの栄養学」にビタミンB1欠乏の脚気について
記しています。2002年発行の本ですが
このビタミンB1欠乏をその時に題材にしたのは
栄養不足が集団の病気を作る事例としての話題にしています。


 

 現在でも脚気の人はいますが、私のお友達も先日脚気と診断されて
栄養不足なんですね。




 脚気が解決できるようになったのは太平洋戦争後のことです。



 この時系列は「ペットの栄養学」に書いているので
よろしければ参考にしていただければと思いますが


 ビタミンB1を調べている時に武田薬品の
アリナミンのドリンク開発の時に
体内にアノイリナーゼを体内に持っている人がいて


 ビタミンB1を補給しても結果が出ない。


 そこでニンニクの研究からアリチナミンを開発して
アリナミンドリンクにつながったというお話が


 「武田薬品」と言う本にありました。



 急きょ製造調合をしないといけない事情が出たので
又後日書きます​​





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最終更新日  2020.12.15 21:59:04
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