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カテゴリ:福井県和紙工業協同組合
久しぶりに和紙組合の話に戻ろう。
お客様から 薬品の使用状況などの問い合わせがあると言う事は、安心して そして「使いたい」から、問い合わせてくるのである。使う気が無いのなら問い合わせなどしない。 折しも 狂牛病の牛肉で騒がれていた時である。トレーサビリティ??? そう 薬品を使っていないのなら 最初にこちらから「使っていません」と証明してしまえば良いのではないか。システム・制度・定型処理としてやる部分に、そんなに手間は掛からないはずである。 こちらから証明してしまえば、問い合わせは減るはずだ。有ったとしてもトレーサビリティ管理番号で調査すれば 簡単に判るはずだ。 幸いに、組合は和紙の材料の共同購入を実施している。組合員の仕入れ高の7~8割を組合から納入している。つまり組合員は、主要な原材料・薬品は組合を経由して仕入れて居るのである。 この状態で、組合が共同仕入をし、組合員に納めるまでのトレースが可能である。 後は 組合員の工場でトレースする方法を考えればいい。 この仕組みには、組合の共同購入・販売管理システムに多少手を加えれば 可能なはずである。 「和紙のトレーサビリティ」を実行する事は新規性そのものであり、組合および組合員の経営革新も必要となる事案だから「いけるな」と感じた。 それから すぐ補助金の申請手続きに掛かった。組合だから 採択されれば4割の負担で終わってしまう。財政の厳しい組合にとっては、喉から手が出るほど欲しい補助金である。 申請して2ヶ月後 無事採択された。これから組合員のトレーサビリティに関してのセミナーを開催したり 具体的方法を委員会で煮詰めなければならない。・・・つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.22 09:23:50
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